げんきの郷と、あいち健康の森公園をめぐる散歩旅 ――秋晴れに誘われて(愛知県大府市の旅:2025-11-03)

 

げんきの郷・あいち健康の森公園(愛知県大府市)

2025年11月3日。
空は高く澄み、日差しはやわらかく、歩くにはちょうどいい一日だった。こんな天気の日は、遠出をしなくてもいい。ただ、体を動かしながら景色を楽しめる場所へ行きたくなる。

そこで向かったのが、大府市。
私のお気に入りの散歩コースの一つ、「げんきの郷」と「あいち健康の森公園」をめぐるルートだ。過去にブログで紹介していない日も含めると、ほぼ毎年のように訪れている場所で、季節ごとの表情を知っているつもりでも、行くたびに新鮮な発見がある。

今回のプランはとてもシンプル。
JR大府駅からバスでげんきの郷へ向かい、施設内を散策。昼食をとった後、向かいに広がるあいち健康の森公園を歩き、大府駅まで徒歩で戻る。気負わず、でも満足度の高い、王道の一日散歩だ。

旅の起点・JR大府駅での小さな落とし穴

旅のスタートはJR「大府駅」。
ここでひとつ、油断していたことがあった。バスは大府駅発だから余裕だろう、と思っていたのだが、西口は改札から意外と距離がある。

歩き始めてから「あれ、まだ着かないな」と気づき、少し焦る。
結果的に、軽く早足になる羽目に。初めて利用される方は、時間に余裕をもって西口へ向かうことをおすすめしたい。駅構内は広くはないが、油断するとこういう小さな罠がある。

何とかバスに間に合い、ほっと一息。
車窓から流れる街並みを眺めながら、気持ちはすでに“のんびりモード”へ切り替わっていった。

バスで15分、げんきの郷へ

バスに揺られることおよそ15分。
目的地の「げんきの郷」に到着する。降り立った瞬間から、人の気配と活気が伝わってくる。週末ということもあり、相変わらずのにぎわいだ。

げんきの郷とはどんな場所か

げんきの郷は、大府市が誇る複合型交流施設で、地元の農産物や食、健康をテーマにしたスポットだ。施設の中心となるのは産直市場で、知多半島を中心とした新鮮な野菜や果物、加工品がずらりと並ぶ。朝採れ野菜が当たり前のように並ぶ光景は、都市部ではなかなか味わえない。

敷地内には、食事処や温泉施設、体験型の施設なども点在しており、買い物だけで終わらないのが魅力だ。散策していると、地元の方が日常的に利用している様子が伝わってきて、観光地というより生活に根ざした場所だと感じさせられる。

また、季節ごとのイベントやフェアも多く、訪れるたびに売り場の雰囲気が変わるのも楽しい。何度足を運んでも飽きることがなく、ふらりと立ち寄るだけでも気分転換になる。大府市を訪れるなら、まず名前が挙がる理由がよくわかる場所だ。

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はじめて入った「だんらん亭」で昼食

げんきの郷をひと通りぶらっとした後は、少し早めの昼食へ。
何度も訪れている施設だが、実は「だんらん亭」に入るのは今回が初めてだった。

地元食材にこだわった和食レストランで、入口を入ると想像以上に広い店内が広がっている。テーブル席は70席もあるとのことで、開放感がある。さらに団体客向けの個室も用意されているそうで、その規模には正直驚かされた。

注文したのは、四季彩御膳(1,850円・税込)。
運ばれてきた御膳は、見た目にも華やかだ。前菜の小鉢がいくつも並び、お刺身、天ぷら(かき揚げ、海老、大葉)、ご飯、味噌汁、デザートまで揃う。まさに“全部入り”。

私は、少しずついろいろな料理を味わえる定食が好きなので、この内容はうれしい限り。どの料理も丁寧で、派手さはないが安心感のある味わいだ。どこか旅館で食事をしているような気分にもなる。

店内は終始にぎわっており、地元の方々に長く親しまれている店なのだろうと感じた。次回も、迷わずここを選びそうだ。

食後の散策へ、あいち健康の森公園

満足感に包まれながら店を出ると、目の前に広がるのが「あいち健康の森公園」。


食後に歩くには、これ以上ないロケーションだ。

あいち健康の森公園とは

あいち健康の森公園は、その名の通り、健康づくりと自然とのふれあいをテーマにした広大な公園だ。園内は非常に広く、散策路や芝生広場、池、森などがバランスよく配置されている。歩いていると、都市近郊とは思えないほどの開放感に包まれる。

公園のシンボルとも言えるのが、あいち健康プラザと、それに続くフォレストブリッジ。建築物と自然が調和した景観は印象的で、何度訪れても足を止めて眺めたくなる。運動目的の人から、のんびり散歩を楽しむ人まで、幅広い層が思い思いの時間を過ごせる場所だ。

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何度来ても圧倒されるスケール感

園内を歩き始めると、その広さにあらためて驚かされる。
一周するだけでも、かなりの距離になるだろう。気合を入れないと、クタクタになりそうだ。

場所を指定せずに「この公園で待ち合わせしよう」と言ったら、まず会えないのではないか。そんなことを考えながら歩くのも、また楽しい。

あいち健康プラザの建物と、その手前にそびえるフォレストブリッジ。


この組み合わせが好きで、特に目的がなくても、気づけば毎回このあたりまで足を運んでいる。人工物なのに、周囲の森と違和感なく溶け込んでいる佇まいが心地いい。

ベンチに腰掛けて少し休み、また歩き出す。
秋の空気は澄んでいて、深呼吸するだけで気分が整っていくようだった。

歩いて大府駅へ、心地よい余韻

公園を後にし、そのまま大府駅まで歩いて戻る。
距離はそれなりにあるが、不思議と苦にならない。食後の散策として、ちょうどいい負荷だ。

今回あらためて思ったのは、このコースの完成度の高さ。
げんきの郷でにぎわいを感じ、食事で満たされ、健康の森公園で静けさと広がりを味わう。歩くことで、すべてがゆるやかにつながっていく。

まだ訪れたことがない方には、大府市を訪れる際、ぜひこの二つをセットで楽しんでほしい。特別な準備はいらないが、気持ちの満足度は高い。
そんな、充実した一日のお散歩旅だった。

地図

〒474-0041 愛知県大府市吉田町正右ェ門新田1 -1

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