三重だけど、ルーブル彫刻美術館 : 復刻作品に囲まれて ( 三重県津市の旅 : 2023-07-21 )
ルーブル彫刻美術館
ルーブル彫刻美術館とは
名古屋と大阪間の近鉄電車を乗ったことがある方なら一度は見えたことがあるのではないでしょうか?
車窓から見える巨大な彫刻作品たちを。
そう、それこそが、「ルーブル彫刻美術館」。
三重県津市白山町佐田にある美術館で、パリのルーブル美術館から公式に許可を得て運営している姉妹館。
ルーブル彫刻美術館 公式サイト:https://www.louvre-m.com/
三方を山に囲まれた温泉郷(榊原温泉)近くにあり、
公共交通機関では、近鉄大阪線・榊原温泉口駅からは、徒歩5分の立地。
美術品に興味があるわけではありませんが、昔から気になっていた施設ということもあり、死ぬまでに一回は行きたく、今回やっとこさ訪れてみることにしました。
榊原温泉口駅到着。週末ですが、午前中は名古屋方面からの鈍行列車のアクセスが悪く、
特急電車を乗り継いで
近鉄名古屋(9:50発)〜伊勢中川(10:50着)、伊勢中川(11:10発)〜榊原温泉口(11:19着)到着。
週末にもかかわらず、下車したのは、観光客と思われる5、6人程度。
外国人観光客もおりましたが、どうやら駅前から車で、温泉に向かうそうです。
(榊原温泉口駅から徒歩では温泉街には遠すぎて行けませんのでお間違えなく)
駅の出口は、美術館とは線路を挟んで反対側のため、高架下(トンネル)を渡る必要があります。
徒歩5分ということもあり、すぐに到着。
周囲は住宅と田畑ばかりですが、道の途中に「うお助」という和食屋がありますので、美術館ついでに利用しても良いかと思います。
そして、美術館に到着。
美術館の様子
ルーブル彫刻美術館は、寶珠山大観音寺の境内と隣接しており、入場チケットも共通券を利用するとお手軽値段で入館することができます。
巨大な「ミロのビーナス」と「サモトラケのニケ」がお出迎え。
あれ? 「自由の女神像」も(笑)
店内では、ツタンカーメン王が入り口でお出迎え。
ルーブル博物館だけでなく、大英博物館やメトロポリタン美術館の展示物もあります。
個人的にお気に入りの展示品:「ロゼッタ・ストーン」
ロゼッタ・ストーンは
上段のヒエログリフ(神聖文字)、中段のデモティック(民衆文字)、下段のギリシア文字の3種類の文字が刻まれており、
それを本物同様に再現されておりました。
店内にはおみやげコーナーもあります。
ガラス張りの天井がとても綺麗でした。
ルーブル彫刻美術館の運営や管理は、大観音寺(同じ敷地内)が行なっていることもあり、
西洋彫刻だけでなく、仏像彫刻も展示されておりました。
館内の中央に鎮座する「十一面千手千眼観世音菩薩座像」(手が千本ある、千手観音座像としては世界最大の大きさ)。
とにかく圧巻の存在感でついつい立ち止まって見入ってしまいました。
個人的に心引かれた彫刻は、こちらの「マグダラのマリア」
いまにも動き出しそうなほど精巧な作り。綺麗な方だなぁ・・・(^^;;
3500点も展示品があるため、なかなか一つ一つの作品をじっくりみてまわることはできませんでしたが、超一流の彫刻作品をフランスなど海外にわざわざ行かなくても気軽に観覧・撮影できるのはありがたかったです。
館内はエアコンが効いておりませんので、次回訪れるときは夏場は避けようかなと思います。
◆地図・アクセス
所在地:〒515-2621 三重県津市白山町佐田 東谷1957
アクセス:近鉄大阪線・榊原温泉口駅からは、徒歩5分
今回は、特急電車を乗り継いで
近鉄名古屋(9:50発)〜伊勢中川(10:50着)、伊勢中川(11:10発)〜榊原温泉口(11:19着)到着。