中山道鵜沼宿: 脇本陣・町屋館・二ノ宮神社・鵜沼宿駅 ( 岐阜県各務原市の旅 : 2023-11-26 )
中山道鵜沼宿: 脇本陣・町屋館・二ノ宮神社
中山道鵜沼宿とは
最近、各務原市でどこかお出かけするスポットがないか探してたら、”鵜沼宿”という宿場町があることを知りました。
ということで、早速、何も事前準備せず、行ってきました。
鵜沼宿とは?
鵜沼宿は、中山道69次のうち52番目の宿場です。
江戸時代の往時をしのばせる町並みに再生整備し、脇本陣や町屋館などを公開しています。
また、ボランティアによるガイドサービス、歴史講座、祭りや各種文化イベントを実施し、鵜沼宿の魅力を内外へアピールしています。(引用サイト:https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/index.html )
珍名所:鵜沼宿駅
鵜沼宿へは、鵜沼宿駅から徒歩で20分程度。
駅からみえる鵜沼宿方面の山々の紅葉が綺麗
鵜沼宿駅は、公道の踏切内に駅の出入口がある珍しい駅。
はじめてお目にかかれて嬉しかったです。
写真の通り、踏切鳴動中は駅への出入りができません。
また、JR東海高山本線が当駅のすぐ北を通っており、両社共用の踏切もあるため、高山本線列車が通過中にも駅への出入りができないのです。
駅からまっすぐ北にひたすら歩くと宿場町に到着。
駅は無人駅でトイレなしのため、途中にあったイオンタウンでトイレ休憩。
中山道鵜沼宿
観光客は・・・少ない。
この日は週末。紅葉シーズンでもあるため、近くの犬山城にはおそろしい人が訪れている中、この少なさは寂しいものです。
あとで紹介する、脇本陣・町屋館・二ノ宮神社、飲食店など魅力的なエリアもあるし、ボランティアガイドも活躍されているので、集客頑張ってもらいたい。
以下は、中山道鵜沼宿周辺で、気になったスポット
- 中山道鵜沼宿脇本陣
- 中山道鵜沼宿町屋館
- 二ノ宮神社
を1つ1つ紹介していきますね。
二ノ宮神社
地元、鵜沼西町の村社です。祭神は国挟槌命(クニサヅチノミコト)です。明治時代後期に建てられた境内の拝殿は、登録有形文化財です。また、同じ境内には6世紀頃の横穴式石室をもつ円墳が残されています。
(引用サイト:https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/1004978/1005003.html )
神社の境内に、二ノ宮神社古墳。珍しいですよね。びっくりしました。
高台にある拝殿からは周囲の山々が見渡せて、心地良い気分になりました。
中山道鵜沼宿脇本陣
中山道鵜沼宿の脇本陣は、宿駅制度が廃止された明治時代以降もその姿をとどめていましたが、明治24年(1891年)の濃尾震災で倒壊したと伝えられます。 当脇本陣は、江戸時代末期の鵜沼宿各家の間取りを描いた「鵜沼宿家並絵図」をもとに、現存する脇本陣の外観や内装、意匠などを参考としながら、鵜沼宿の脇本陣を務めた坂井家の建物の姿を現代に復元し、平成22年5月より公開しています。
(引用サイト:https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/1004978/1004982.html )
復元されたとはいえ、江戸時代末期の間取りをこうやって無料公開してくださるのはありがたい。
中に入ると多くのボランティアスタッフの方が。
後々分かったのですが、私が訪れた時間帯に団体客が来られるということで、多くのボランティアスタッフが特別に待機されていたとのこと。
主屋
この日は、可児市出身の脇本陣内で企画展(宮原剛さん)イベントが開催されており、たくさんの絵画が展示されておりました。
(絵画作品を含め、撮影・公開OKと許可いただいたので、そのまま公開させていただきます)
個人的に、こちらのスーパーボール掬いの作品が、臨場感があり、とても気に入りました。
松尾芭蕉句碑
俳聖松尾芭蕉は、貞享年間(1684年から1688年)に3度にわたり鵜沼宿を訪れ、脇本陣坂井家に滞在したと伝えられています。特に貞享5年(1688年)に訪れた際には、坂井家でふぐ汁と菊花酒の歓待を受け、主人からの求めに応じて即興で句を詠み、その句を自らが刻んだと伝えられる珪化木の句碑を展示しています。
「ふく志るも 喰へは喰せよ きく乃酒」
(引用サイト:https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/1004978/1004982.html )
隣家からの延焼を防ぐための防火壁である「うだつ」を備えているとのこと。
中山道鵜沼宿町屋館
中山道鵜沼宿の町並みのほぼ中央に位置する当館は、平成18年、各務原市が武藤家から建物の寄附を受け、修復工事を経て、平成20年5月より中山道鵜沼宿町屋館として公開しています。
屋敷は、中庭を囲むように主屋、東側の附属屋、西側の離れの三棟からなり、町屋の特色をよく伝えていることから、三棟とも市指定文化財・景観重要建造物に指定されています。
また、内部では鵜沼宿に関わる歴史資料を展示しています。(引用サイト:https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/1004978/1004980.html )
展示(本陣桜井家宿帳と旅道具ほか)
犬山城も描かれておりました。
箱階段
中庭も前庭も素敵な日本庭園でした。
中山道鵜沼宿の観光エリアは、端から端まででも5分程度で歩ける距離。
そこまで規模はない宿場町ではありますが、脇本陣・町屋館がどちらも無料で見学でき、飲食店も近くにあるため、半日程度のプチ旅にはちょうど良いと思います。
まだまだ観光客は少なめでチャンス。
興味持たれた方はぜひ訪れてみてくださいね。
この後は、中山道鵜沼宿町屋館のお隣にあるお食事処にお邪魔したのですが、その件に関しては別のグルメ記事にて公開させていただきます。
地図・アクセス
〒509-0132 岐阜県各務原市鵜沼西町1丁目137
JR高山本線 「鵜沼」駅下車 徒歩20分、名鉄各務原線 「新鵜沼」駅下車 徒歩20分、「鵜沼宿」駅下車 徒歩15分