人生初の長野市・善光寺へ(第1回/長野駅と表参道編) 一生に一度は善光寺参り(長野県長野市の旅 : 2025-10-18)
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JR長野駅・善光寺 表参道(長野県長野市)
「一生に一度は善光寺参り」。
あまりにも有名なこの言葉を、私はこれまでどこか他人事のように聞いていました。けれど、人生の節目をいくつか越えてきた今、ふと「まだ訪れていない場所」として心に引っかかり続けていたのが、長野市、そして善光寺でした。
2025年10月18日。ようやくその機会をつくり、人生で初めて長野市を訪れることにしました。
今回の旅は日帰り。滞在時間はおよそ3時間半と決して長くはありません。
この旅ブログは全4回に分けてお届けする予定です。第1回となる今回は、長野駅前から善光寺へと続く表参道(メインストリート)を中心に、旅のはじまりを綴っていきます。
名古屋から長野へ――特急「しなの」に揺られて
旅のスタートは、名古屋市のJR千種駅。
ここから特急「しなの」に乗車し、長野駅を目指します。
特急「しなの」は、名古屋駅と長野駅を結ぶJRの特急列車。中央本線と篠ノ井線を経由し、木曽路の渓谷や山々を縫うように走る、車窓の美しさに定評のある列車です。「ワイドビュー」の名の通り、視界いっぱいに広がる景色を楽しめるのが魅力のひとつ。
乗車時間は約3時間。
正直に言えば、座りっぱなしがあまり得意ではない私にとっては、なかなかの長丁場です。それでも、途中で軽く体を伸ばしたり、窓の外に流れる景色に目を向けたりしながら、気づけば時間は思ったより早く過ぎていきました。
姨捨駅付近――善光寺平が一気に視界へ広がる瞬間
この旅で、ひときわ印象に残った車窓風景があります。
それが、JR姨捨駅前後から見える「善光寺平(長野盆地)」です。
姨捨駅は、山の中腹、棚田の上に位置する駅。
そこから長野市一帯を一望できる、まさに“展望台のような駅”として知られています。列車はこのあたりで大きくカーブを描くため、ふいに視界が開け、広大な盆地が一気に目の前へ現れます。
山々に囲まれた盆地の奥まで続く街並み。
そのスケール感と開放感に、思わず息をのみました。
「これから向かう場所は、きっと特別な時間になる」
そんな予感が胸の奥で静かに膨らんでいきます。
長野駅到着――活気ある街の第一印象
定刻どおり、長野駅に到着。

改札を抜けると、そこには想像以上に活気ある街並みが広がっていました。多くの人が行き交い、駅前には賑わいと生活の気配が混じり合っています。
その雰囲気は、以前姫路駅に降り立ったときに感じた印象とどこか重なりました。観光地でありながら、日常の延長線上にある街。そんな安心感があります。
駅ビルの中をじっくり見て回りたい気持ちもありましたが、今回は時間との勝負。善光寺までの道のりを優先することにしました。
表参道を歩く――すでに始まっている善光寺への道
長野駅から善光寺までは、徒歩でおよそ30分。
そして駅前からすでに、その道は善光寺の表参道にあたります。
大通りには、全国チェーンの店舗が並ぶ一方で、老舗の和菓子店、歴史を感じさせる建物、感度の高い近代的なショップも点在しています。時代もジャンルも異なる店々が、自然と一体になって連なっている印象です。
これほど変化に富んだ通りが、善光寺の近くまで20分以上も続く。
歩いているだけで気持ちが高揚してくる、不思議な道でした。
大門町へ――門前町らしい空気に包まれて
大門町の交差点に差し掛かると、通りの表情が変わります。
道幅はやや狭くなり、視界の先には山門方面の気配。ここから善光寺本堂までは、徒歩で約10分ほどです。
このあたりになると、門前町らしさが一気に色濃くなります。
飲食店や土産物店が軒を連ね、観光客の姿もぐっと増え、通りは人であふれていました。賑わいの中に、どこか素朴で温かな空気が流れています。
表参道から一本入って――静寂の西方寺へ
そのまま善光寺へ向かう前に、少し寄り道をすることにしました。
表参道から一本入った場所にある西方寺です。
一歩境内に足を踏み入れた瞬間、空気が変わりました。
通りの賑わいが嘘のように消え、驚くほど静か。時間の流れが、ゆっくりと緩やかになります。
西方寺は、善光寺信仰と深く結びついた門前寺院のひとつ。
善光寺参詣の際に立ち寄る寺として、古くから親しまれてきました。
寺名の「西方」は、阿弥陀如来の住む極楽浄土、西方浄土を意味しています。
華美さはなく、凛とした佇まい。
しばし立ち止まり、心を整えるには、この上ない場所でした。
昼時の楽しみ――「かどの大丸」でさらしな蕎麦
再び表参道に戻るころ、時刻はちょうどお昼。
どこで食事をしようかと歩いていると、目に留まったのが蕎麦の名店「かどの大丸」でした。
中庭を備えた趣のある店内。
次々とお客さんが訪れる人気店のようでしたが、この日は運よく待たずに入店することができました。
10月とはいえ、まだ少し汗ばむ陽気。
迷わず、冷たい「さらしな蕎麦」(1,100円)を注文します。
箸で手繰ると、細くしなやかな麺がふわりと持ち上がり、口に含むとやさしい甘みがすっと広がります。さらしなならではの、澄んだ味わいが心地よい。
つゆは控えめで、蕎麦の繊細さを邪魔しません。
噛むほどに感じる軽やかなコシと、ほどけるような喉ごし。
これまで食べた蕎麦の中でも、指折りのおいしさでした。
善光寺交差点を越えて――次回、参道へ
満たされた気持ちで店を出て、善光寺交差点を越えると、いよいよ表参道は善光寺参道へと姿を変えます。
山門、本堂、そして善光寺の核心へ。
その先の景色は、次回のブログで詳しくお届けすることにします。
どうぞ、お楽しみに。
住所 / 地図
〒381-0841 長野県長野市長野












































