伊奈波神社:斎藤道三が稲葉山城を築城するにあたり、現在地に遷座 ( 岐阜県岐阜市の旅 : 2024-07-21 )
伊奈波神社(岐阜県岐阜市)
今回は、岐阜駅から岐阜駅に向かう途中にあるものの訪れたことがなかった”岐阜善光寺”と”伊奈波神社”に行くプチ旅に出かけることにしました。
本ブログ記事では、”伊奈波神社”についてご紹介したいと思います。
前回のブログ記事のつづき。
岐阜善光寺を後にして、伊奈波通りの参道をさらに奥へ。
いよいよ最終目的地である伊奈波神社へ。
伊奈波神社(公式サイト):https://www.inabasan.com/
伊奈波神社とは
主祭神である五十瓊敷入彦命は、第十一代垂仁天皇と日葉酢姫命の長男であり、第十二代景行天皇の兄にあたります。
『古事記』『日本書紀』によると命は父である垂仁天皇から弓矢を賜り武事をおさめ、また勅命により河内、大和、摂津、美濃などの諸国を開拓され、八百もの池溝をひらかれました。これにより、農事が豊かになり、天下が泰平になったと伝えています。更に、物部十千根命の協力の下、石上神宮に神剣千口を納め有事に備える等、農耕や軍事にご活躍されました。
伊奈波神社古縁起では景行天皇の勅命により、「金石」という鏡を破る不思議な神石が命によって奥州から美濃に運ばれたと記されています。この「金石」が一夜にして山となり、そこへ命と王子達がお隠れになりました。この山が「金石」によってできた事から「金山」と呼ばれ、後に「稲葉山」となりました。命が薨去なされた翌年(景行14年)に、命のご遺徳を偲び、忠臣の竹内宿禰が稲葉山近くの丸山の地に命をお祀りになられ、天文8年に斎藤道三が稲葉山を居城とするにあたり、現在の稲葉山の麓の地に奉遷されました。
当地は揖斐・長良・木曽の三川に囲まれ、水の恩恵に浴していますが、一方では洪水等の水害に悩まされてきました。稔り豊かな土地を願う人々にとって、水を制するには金を以って当てるという陰陽五行説より、周囲には水・金に関する地名が多くあり、当社は水防の神としても信仰されてきました。(引用元:伊奈波神社公式サイトより)
岐阜県岐阜市に位置する伊奈波神社は、古の時代から人々に愛され続ける名刹です。
神社の入口に立つと、まず目に飛び込んでくるのは立派な鳥居です。その堂々たる姿に圧倒されつつ、一礼をして足を踏み入れました。
参道は緩やかな坂道になっており、両側には歴史を感じさせる石灯籠が並んでいます。
本堂に向かう参道には、たくさんの風鈴が涼しけな音を響かせており、暑さを和らげることができました。
新緑の木々から鳥のさえずりが聞こえており、心地よく参拝をすませることができました。
今回は暑さのため、そそくさと神社を後にしましたが、次回は秋頃に来て、もう少しまったりしたいと思います。
伊奈波大黒社
伊奈波大黒社とは
伊奈波大黒社は宝永6年(1709年)に当神社に御鎮座されました。
御神像は沢田十蔵の作と伝えられています。
年に一度の大黒社例祭では社殿の扉が開かれます。
祭典終了後は御神像を拝見し、お腹を摩って大黒様の御神徳を戴く人で行列ができます。(引用元:伊奈波神社公式サイトより)
本殿
本殿は入母屋造りで建てられており、五柱の神様がお祀りされているとのこと。
◆地図・アクセス
〒500-8043 岐阜県岐阜市伊奈波通1丁目1