前後駅から二村山展望台へ(愛知県豊明市の旅:2024-10-27)
Contents
前後駅から二村山展望台へ(愛知県豊明市)
豊明市出身の人に出会うたび、「(中京)競馬場しかないけどいいところですよ」と聞かされていた豊明市。
15年以上前に中京競馬場に来て以来、通過するだけで来たことがなかったので、今回来ちゃいました(笑)
まずは、駅から二村山緑地へ。
二村山の山頂には展望台があるそうなので、行ってみることにしました。
旅のスタートは、前後駅
豊明市の主要駅は、名鉄 名古屋本線「前後駅」。
市の名前と同じ「豊明駅」もあるのですが、利便性もあり、こちらの駅の方が利用者が多いようです。
はじめて訪れましたが、休日なのにたくさんの方が下車。
駅前にはバスターミナルやスーパーがあり、思っていたよりも多くの人がいました。
前後駅前から「33系統:藤田医科大学病院」にて、二村台7丁目(バス停)へ出発!
二村山緑地
二村台7丁目(バス停)から5分ほど歩き、二村山の入り口に到着。
住宅街の裏手にあるひっそりとした森へ。
ちょっと怖い・・・が、二村山展望台に訪れる観光客が同時間帯に4、5人ほどおり、その点はすぐ安心しました。
案内図では手入れされてて賑やかそうな山(森)に見えますが、森林で周囲の視界が遮られているせいで、ひっそりしており、少し登山感を感じてしまいます。
二村山は、鎌倉幕府の頃には、鎌倉と各地を往来する鎌倉街道と呼ばれる通り道にありました。
当時から山頂からの景観も素晴らしく、源頼朝をはじめ、北条泰時、飛鳥井雅経、西行などすぐれた歌人の詠んだ和歌が多く残されているそうです。
二村山の歴史や鎌倉街道についての詳細は下記を参照ください。
二村山の歴史・二村山鎌倉街道について
鎌倉街道は源頼朝が鎌倉に幕府を開き、往来する人々のために整備した各地と鎌倉を結ぶ道路の総称で京・鎌倉間(京鎌倉往還)においては熱田、呼続、古鳴海、相原を経て二村山を通り、宿、十三塚、大久伝、西境、駒場を経て八橋に至ります。
中でも市内北部に位置する標高71.8mの二村山は歌枕として詠まれた景勝地で、古来より街道を行き交う人々を魅了し、源頼朝をはじめ、北条泰時、飛鳥井雅経、西行などすぐれた歌人の詠んだ和歌が多く残されています。その往来する様子を記した最も古い記録については天暦5(951年)成立の『後撰和歌集』に収録されています。また、紀行文の『更級日記』(1020年)、『海道記』(1223年)『十六夜日記』(1279年)からも、鎌倉時代以前に人々が二村山を往還していた様子を知ることができます。
さらに、二村山頂近くには「大同二」(807)銘の二村山峠地蔵尊が建ち、山麓には「十王堂」、「宿」といった街道の名残を示す歴史的地名も何箇所か残されており、古来より二村山に道が通っていた証拠を示すものとなっています。
市内における鎌倉街道の跡とされる道は昭和初期まで、その経路をたどることができましたが宅地造成や土地改良事業によってそのほとんどが失われた状態となっており、現在では二村山の山頂近くにある地蔵堂の北西から濁池に向かって下る山道が市内で唯一、往時の道影を残しています。(引用元:大金星のまち とよあけHPより)
豊明神社
土俵も鎮座。
雲興寺
写真は残しておりませんが、スズメバチの死骸が遊歩道にて二匹発見。
おそらく人を襲って退治されたのかな。
脇道沿いには、スズメバチ注意の看板もあり、住処にしているようですね。繁殖日は近づかない方が良さそうですね
聖應禅寺延命地蔵(二村山峠地蔵尊)
山賊に襲われた旅人の身代わりになったとされる二村山峠地蔵尊。
胴体が割れた姿になっています。
二村山峠地蔵尊とは
市の最高地・二村山の山頂に近い地蔵堂に安置されている3体のうち、向かって左の頭部のない高さ約115cm地蔵尊で、背面に「大同二」(807)の刻銘があります。
いつの頃か、旅人が熊坂長範という盗賊に襲われたとき、地蔵尊が身代わりとなって切られ、肩から上が欠落したという伝説が生まれました。(引用元:大金星のまち とよあけHPより)
二村山の山頂に到着。
山頂には、二村山切られ地蔵尊が鎮座。
二村山切られ地蔵尊
二村山切られ地蔵尊とは
二村山の山頂に安置されています。胴体が斜めに切られた形で、上半身と下半身が別々になっている珍しい地蔵尊です。
下半身の背面に「古来仏依会大破建立之延宝七己未年(1679)」の刻があり、二村山峠地蔵尊の伝説をもとに建立されたものと思われます。(引用元:大金星のまち とよあけHPより)
二村山展望台
山頂の展望台からは、豊明市全域を見渡せます。
晴れていれば猿投山や伊吹山地、御嶽山までを一望でき、360度の大パノラマを体感できます。
素敵な景色。愛知県は人は多いけど、まだまだたくさん緑があることを実感。
自然を体感できる展望台でした。
来てよかった。
また来よう。スズメバチがいない季節のみで。
戦利品
体のあちらこちらに、くっつき虫が・・・。
豊明市の旅は次につづく。
地図
〒470-1101 愛知県豊明市沓掛町皿池上