名古屋大学 東山キャンパスをぶらり散策(前編) : 豊田講堂 / 名古屋大学博物館 ( 名古屋市千種区の旅 : 2025-02-20 )

 

名古屋大学 東山キャンパスをぶらり散策

ご無沙汰です。

今回は、恒例(?)の名古屋市千種区散策。

 

今回は、名古屋大学 東山キャンパス内を散策する旅。

以前に、地下鉄 名古屋大学駅に下車したことはあるのですが、学生じゃない一般人が立ち寄れる施設を調べてこなかったので回避。

今回はじめてキャンパス内を訪れることにしました。

 

今回の旅のルート(千種区)

スタートは、もちろん地下鉄 名城線 名古屋大学駅から

地下鉄1番出口を出ると、キャンパス内はなにやら工事中。

本山と八事間を抜ける大道路沿いから名古屋大学の中央図書館まで150mほど続く大規模工事。

 

おしゃれなデザインの建物や、図書館に続くペデストリアンデッキ。

一般人が入れる施設かはわかりませんが、完成が楽しみ。

 

ちなみに、帰ってきてから調べてみたら、どうやら「コモンネクサス」とう名称の内外部の学生や市民が交流できる場になるそうで、2025年春の開業とのことでした。

名古屋大で建設中の交流拠点、名称「コモンネクサス」に 2025年春開業予定

名古屋大と岐阜大を運営する東海国立大学機構は20日、名古屋市千種区の名大東山キャンパスに建設中の交流拠点「プラットフォーム」の名称を「コモンネクサス」に決定したと発表した。「共有知」「つながり」の意味を込めた。愛称は「コモネ」。機構だけでなく外部の学生や市民が交流できる場として、2025年春の開業を予定する。
 大学で培ってきた研究や教育の成果などを社会に発信する目的で整備される。地下鉄名古屋大学駅から名大中央図書館までの間に位置し、鉄筋コンクリート造りで地上、地下各1階の延べ約7千平方メートル。施設内には学生が課外活動を発表する場やカフェを備え、屋上は緑化した広場とする。
(引用元:中日新聞HPより)

 

ここからは、大学内で入手した名古屋大学キャンパスマップで紹介されている施設を散策。

 

まずは、豊田講堂。

 

豊田講堂

 

豊田講堂とは

1960年に槇文彦の設計で名古屋大学東山キャンパスの中心に建てられ、同大学のシンボルとなっている。鉄筋コンクリート造・打放しコンクリートの地下1階・地上3階建てで、講堂は1,612席の客席を有する[4]。大学や附属中学校・高等学校の入学式・卒業式などの行事が行われる。

(引用元:Wikipediaより)

 

豊田講堂内はもちろん入ることはできませんが、館内のレストランには行くことができるので、ちょっと覗きにいくことに。

 

豊田章一郎博士之像

 

勝沼精蔵像

広々とした建物内。

ほぼ誰もいないのがもったいないほどの大空間。

リゾートホテルに泊まりに来たよう。

イベント時しか利用されないのは勿体無いですね。

 

2階に上がるとレストラン発見。

日替わりランチが900円の安さ!

まだお腹が空いていなかったため、今回はいただきませんでしたが、いつか近くに寄った際は食べに行こうかなと思います。

 

 

このあとは、豊田講堂の近くにある名古屋大学博物館へ。

 

 

名古屋大学博物館(古川記念館)

名古屋大学博物館とは

名大の歴史や研究はもちろん、地域の自然やアートの展示を無料開放
開館時間:10:00~16:00 休館日:日・月曜
名古屋大学の歴史や研究はもちろん、地球の歴史や東海地方の自然について展示を無料開放しています。前庭には絹谷幸太氏の石彫も展示されています。ノーベル賞受賞にいたった名古屋大学の研究者とその研究内容について、総覧する展示があります。

木目の入った、打ちっぱなしのコンクリート、上層階に行くほど広がるフォルム、折板天井の吹き抜け、断面十字型の柱など、近代建築の特徴がみどころです。建築家谷口吉郎による設計(1964年)。

(引用元:名古屋大学CAMPUS MUSEUM MAPより)

 

名古屋大学の構内にこんなにも充実した展示施設があるなんて、正直驚きました。大学の一角に、まるで小さな博物館のような空間が広がっていて、一歩足を踏み入れた瞬間から、知的好奇心が刺激されるような感覚に包まれました。

中でも特に心に残っているのが、巨大なマッコウクジラの骨格標本。天井にまで届くほどのスケール感に圧倒されつつ、なんと実際にその骨に触れることもできたんです。かつて海を悠々と泳いでいた命の重みが、骨を通して手のひらにずっしりと伝わってくるようで、言葉にならない感動がありました。ただ「見る」だけではなく、「感じる」ことができる展示というのは、本当に貴重な体験だと思います。

そして、最も胸を打たれたのは、2014年に起きた御嶽山噴火災害の展示でした。御嶽神社頂上奥社祈祷所の焼け焦げた壁の一部が、そのまま展示されていて、自然の猛威の前に人はどれほど無力か、改めて思い知らされました。登山者や関係者たちの無念、そしてその記憶を風化させまいとする強い意志が、展示のひとつひとつから感じ取れ、胸が締めつけられるような思いになりました。自然の美しさと同時に、その厳しさや恐ろしさにもしっかりと目を向けることの大切さを教えてくれたように思います。

展示はそれだけではありません。2階にあるノーベル賞受賞者の業績紹介コーナーでは、名古屋大学が誇る科学者たちの偉業が丁寧に紹介されており、未来への希望と可能性を感じることができました。特に、天野浩先生や赤﨑勇先生の研究の軌跡を辿りながら、「努力」と「探究心」が世界を変える力になるのだということを、改めて実感しました。

館内は決して広くはないのですが、コンパクトにまとまっていて見学しやすく、静かで落ち着いた空気が流れています。その雰囲気の中で、じっくりと展示に向き合う時間は、心のリフレッシュにもなりました。しかも入館は無料というのも嬉しいポイントで、ふらっと気軽に立ち寄れるのも魅力です。

名古屋大学やその地域の歴史、そして日本の最先端科学の一端に触れることができるこの場所は、まさに知の宝庫だと思います。訪れるたびに新たな発見がありそうで、また機会を見つけてぜひ再訪したいと強く感じました。知識だけでなく、心にも深く響く展示が詰まった、素晴らしい空間でした。

この後は、名古屋大学中央図書館へ。

その様子は次のブログへ。つづく。

 

地図

〒464-0000 愛知県名古屋市千種区不老町

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