恵那峡 (後編):弁財天と福沢桃介と北原白秋と栗きんとん(岐阜県恵那市の旅:2023-09-23)
恵那峡 (後編):さざなみ広場と弁財天と福沢桃介と北原白秋
9月も後半なのに、まだまだ暑さが続く中、涼みに、名古屋から岐阜の山奥へ。
人生初”恵那峡”に行ってきました!
前編・中編・後編の3回に分けてご紹介したいと思います。
今回は最後の後編です。
さざなみ広場
いよいよ恵那峡の中で、もっとも奥のエリア(突き出た小島)へ。
まずは、西側にある”さざなみ広場”。
春にはこのあたりを中心に、桜が綺麗に咲き誇ることでも有名とのこと。
”さざなみ広場”の先端エリアまで進むと、木曽川を挟んで”大井ダム”を眺めることができます。
”大井ダム”は、1924年に完成したダムであり、電力王 福沢桃介が築いた日本最初のダム式発電所です。
21の吐水門は日本最多とのこと。
”さざなみ広場”先端から撮影。”大井ダム”がみえますね。
北原白秋の歌碑も建てられていました。
北原白秋は、恵那峡の景観を好み、何度も訪れたそうで、恵那峡を題材とした歌を3首詠んでいます。
1934年(昭和9年)年に「恵那峡とんとん節」や「大井栄舞」を作詞。
”さざなみ広場”から湖に沿って東へ進むと、弁財天があるということなので向かいたいと思います。
弁財天さま
弁財天とは
インド ヒンドゥー教の女神のことで、水に関わる神様です。
七福神の1人として世に知られており、財運上昇など多くのご利益を授かれる神様です。
恵那峡の弁財天さまは、恵那峡ワンダーランドや恵那峡大橋を背景に恵那峡を見守るように司られています。
ハートのベンチと展望台
弁財天さまとお別れした後、高台へ。
上記の写真、湖が波紋をつけ波打っているようにみえているのがわかりますか?
この時、ちょうど遊覧船が通ったんですよ。
そのとき、津波のような音が響き渡ると共に、綺麗な波紋模様をつけたのです。
静かな山間で、ほぼ無音に近いエリアなのに、まるでビーチにいるかのような波の音。
自然がつくりだす素晴らしい光景にただただ感動せずにはいられませんでした。
そして、なにやらハートのモニュメントを発見。
ハートのベンチになっており、ハートをバックに記念撮影することができます。
私は撮影者のため、ハートのベンチ前で撮影担当を(笑)
そして、ハートのベンチの裏手にある展望台へ。
なにこの景色。最高やん!
いままで恵那峡行ったことがなかった自分は損してたなぁ。
でも今回行くことができてよかった。
しばし、この場所に佇んでしまいました。(なんか今回の旅、佇んでばかりw)
展望台のあとは、小島の中央エリアにある”ももすけ広場”へ。
ももすけ広場
ももすけとは、福沢桃介さんのこと。
銅像も建てられております。
福沢桃介さんが築いた大井ダムもくっきりとみることができます。
これにて恵那峡の旅は終了。
初の恵那峡は、景色にグルメに、大満足の旅となりました。
栗くらべ(おみやげ)
帰りにおみやげとして、恵那駅前にある”えなてらす”というおみやげ店にて、恵那名物の栗きんとんを購入。
”栗くらべ” 2300円(税込)
恵那市内の名店の栗きんとんを1つずついただけるという贅沢なおみやげ。
どのお店の栗きんとんも美味しかったのですが、あえて1つ選ぶとしたら、”三久”というお店の栗きんとんが、ぱさつきが少なく食べやすく、ほどよい甘味が自分好みで美味しかったですね。
そんなこんなわけで、恵那峡の旅はこれにて完。
次回は、桜とセットで楽しみたいので、春に訪れてみようかな。
◆地図・アクセス
〒509-7201 岐阜県恵那市大井町恵那峡
電車:JR恵那駅から東鉄バスで恵那峡行き「恵那峡バス停」下車
車:中央自動車道恵那IC下車10分