斎宮:斎王が住んだ幻の都 / 斎宮歴史博物館 ( 三重県多気郡明和町の旅 : 2024-01-28 )

斎宮:斎王が住んだ幻の都 / 斎宮歴史博物館

 

 

志摩市の鵜方駅を中心に、1/27, 1/28, 2/3の3日間、志摩市を中心とした伊勢志摩エリア観光をしました。

ここでは、伊勢市近くの明和町にある斎宮(さいくう)の様子をご紹介。

 

賢島駅発の始発電車でスタート

 

斎宮(さいくう)

斎宮とは

斎宮は「いつきのみや」とも呼ばれ、斎王の宮殿と斎宮寮(さいくうりょう)という役所のあったところです。斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替りごとに皇族女性の中から選ばれて、都から伊勢に派遣されました。
古くは、伊勢神宮起源伝承で知られる倭姫命(やまとひめのみこと)など伝承的な斎王もいますが、その実態はよくわかっていません。
制度上最初の斎王は、天武天皇(670年頃)の娘・大来皇女(おおくのこうじょ)で、制度が廃絶する後醍醐天皇の時代(1330年頃)まで約660年間続き、その間記録には60人余りの斎王の名が残されています。

(引用元:斎宮歴史博物館 より)

 

斎王とは、その昔、天皇の代わりに伊勢神宮の神様に仕えるために選ばれた未婚の皇女のこと。

斎宮とは、「いつきのみや」とも呼ばれていて、斎王が生活していたお役所のあったところ。

約500人もの付き人を連れて、京の都から伊勢にあるお役所へ旅立ち、天皇が代わるまでの間ずっとそこで生活をしてようです。

斎王の制度は約660年も続いていたと言われており、その斎宮があった場所が、ここ三重県の明和町なのです。

 

私は、斎王制度のことをまったく知らなかったため、お勉強も兼ねて今回はじめて訪れることにしました。

 

近鉄 斎宮駅に到着。

 

改札を出ると、もうそこは斎宮。

 

駅前にある いつきのみや歴史体験館にまずは訪れることに。

 

いつきのみや歴史体験館

歴史体験館は、斎宮がもっとも栄えた平安時代の文化・技術・遊びなどを体験できる施設。

と思ったら、改修中で休館中でした。

 

 

斎宮エリアは、奈良の平城宮跡のように、広大なエリアの所々に観光スポットがあるため、年配の方はちょっと大変なほどの散歩コースになっています。

歴史体験館が休館中のため、まずは、斎宮跡歴史ロマン広場へ向かうことにしました。

 

斎宮跡歴史ロマン広場

歴史ロマン広場では、斎宮跡を10分の1模型で再現しております。

 

この後は、古代伊勢道を西に進み、斎宮歴史博物館に向かうことにしました。

 

ふるさと芝生広場

斎宮歴史博物館があるエリア一体は、巨大な公園。その中央に位置する広場がふるさと芝生広場にあたります。

もう少し暖かい季節になったら、お子様たちが遊ぶ姿もみれるかなぁ。

 

斎宮歴史博物館

斎宮歴史博物館は、斎宮の役割、当時の斎宮の様子、発掘調査の成果などを資料や模型、映像を使って紹介している三重県立の博物館です。

 

 

撮影中止でしたが、映像展示室では、斎王の儀礼と都から伊勢への旅を再現した「斎王群行」、斎宮跡の発掘調査ドキュメントと現代の少女と斎王の出会いを描くショートアニメ「斎宮との出会い-いつきのみやのあけぼの-」の2本の映像を観覧することができました。

斎宮のことがよく知らない私にとって、博物館は学びの良い機会になりました。

 

この後は、歴史の道を歩いて斎王駅方面に戻ることにしました。

 

歴史の道

斎宮に関する古代の和歌の内、代表的な和歌を道沿いの標柱に刻まれておりました。

 

斎王の森

斎王の森は、かつて斎王の宮殿があったとして語り継がれ、斎宮のシンボルとして守られてきた森。

隣接する芝生広場には、発掘調査で確認された掘立柱建物の柱跡や復元された井戸などがあります。

 

さいくう平安の社

さいくう平安の社では、平安時代に斎王制度を支えた役所・斎宮寮の建物3棟が発掘された場所に、建物を実物大で復元されています。

今回は、歴史体験館が休館中ということで訪れることはできませんでしたが、斎宮の歴史を学び、斎宮跡一体をぐるりと一周でき、また博物館では貴重な資料や模型、映像をみることができ、充実したぶらり旅となりました。

 

 

地図・住所

〒515-0321 三重県多気郡明和町斎宮

 

 

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