油ヶ淵水辺公園(自然ふれあい生態園):愛知の天然湖「油ヶ淵」を巡る旅 ( 愛知県安城市/碧南市の旅 : 2025-03-01 )
Contents
油ヶ淵水辺公園(自然ふれあい生態園)
先日、春の気配が少しずつ感じられる3月1日、愛知県安城市にある「油ヶ淵水辺公園(自然ふれあい生態園)」を訪れてきました。
旅のスタートは、隣接する碧南市にある「碧南中央駅」から。
碧南中央駅は、駅ビル自体はとても綺麗に整備されているものの、なんだか寂しい雰囲気。駅前にあるお店はほとんど営業しておらず、人の気配もまばらです。でも、そんな静けさがかえって旅情を誘います。
今回は、碧南市内を巡回する無料バス「くるくるバス」を活用して、目的地である油ヶ淵水辺公園へ向かうことにしました。
くるくるバスは、市民の生活を支える便利な交通手段。
乗り込んだバスは少し小さめのサイズでしたが、車内は清潔で快適でした。
バスを降りたのは「碧南市民病院前」。
ここからは徒歩で油ヶ淵を目指します。
碧南市と安城市の境には、「油ヶ淵(あぶらがふち)」という湖沼が広がっています。
実はこの油ヶ淵、愛知県で唯一の天然湖沼なのだそう。
湖というよりは、静かな入り江のような趣で、水面は穏やかで心が落ち着く風景が広がっていました。
湖にかかる橋を渡っていくと、いよいよ「油ヶ淵水辺公園(自然ふれあい生態園)」に到着。
ところが、公園の一部では工事が行われているようで、東側からぐるりとまわりこんで入園する形になりました。少し遠回りになったものの、その途中でも静かな自然の風景を楽しむことができて、悪くありません。
公園内に足を踏み入れると、まだ冬の名残が残る景色。3月1日という時期もあってか、花はほとんど咲いていませんが、綺麗に整備されていて居心地の良さそうな公園に感じました。
池のほとりを歩いていると、不意にその形が目にとまりました。なんだか…ハート型に見える?見る角度によってはそんなふうにも見える不思議な形をしていて、ちょっとした発見に嬉しくなります。
公園の南側には、大型の野外休憩所や、子ども向けの遊具が設置されているエリアがあり、そこでは小さな子どもたちが元気に遊んでいる姿が。滑り台に挑戦する子、芝生にお弁当を広げる家族の姿もあり、地域に愛される場所であることが伝わってきます。見ているだけでこちらまで楽しい気分になり、自然と笑顔に。
ちなみに、この油ヶ淵水辺公園、実は少しユニークな点があります。
それは、安城市側と碧南市側、両方にまたがって存在し、それぞれに異なる呼び名があるということ。
今回訪れた安城市側は「自然ふれあい生態園」と呼ばれており、もう一方の碧南市側は「水生花園」と名付けられています。
同じ公園名で異なる特色を持つエリアが存在するのは、ちょっと珍しいですよね。
この後は、碧南市側の「水生花園」も訪れてみる予定。
安城市側の自然とふれあう散策を終えた私は、湖の北側へと歩を進め、西へと折れて再び碧南市に戻っていきます。
碧南市と安城市の間に広がる、静かで美しい油ヶ淵とその周辺。
自然の穏やかさと市民の暮らしが共存するこの風景は、日常の中でふと訪れたくなる、そんな場所でした。
次回は、碧南市側の「水生花園」をレポート予定。こちらもどうぞお楽しみに!
◆地図
〒444-1213 愛知県安城市東端町丸ノ内