竹島ファンタジー館 / 魚々の里 とまりん:貝と光のファンタジーと海の恵み! ( 愛知県蒲郡市の旅 : 2025-04-05 )
竹島ファンタジー館 / 魚々の里 とまりん(愛知県蒲郡市)
海と緑に包まれた蒲郡・竹島エリアは、ただ歩くだけでも気持ちが穏やかになるような場所。
そんな竹島の海辺の文学記念館を出発し、海沿いの道を東へ。
のんびりと景色を楽しみながら歩いていくと、やがて少し内陸側に入ったところで、ひときわ異彩を放つ建物が見えてきます。
その名も「竹島ファンタジー館」。
一見して感じたのは、「これは昭和バブルの香り!」という懐かしい派手さ。
外観はキラキラとした装飾に包まれ、どこか時代を感じさせながらもワクワクさせてくれる不思議な存在感を放っています。
広々とした駐車場には大型バスも停められるようになっており、周囲にはお土産屋や飲食店も並んでいて、観光地らしい活気も感じられました。
世界から集めた貝が織りなす幻想世界
竹島ファンタジー館の最大の魅力は、なんといってもその内部を埋め尽くす5,500万個もの貝殻。
世界中から集められた色とりどりの貝を使った装飾は、ただ美しいだけでなく、まるでひとつの芸術空間のよう。
最新のLEDイルミネーションと組み合わされ、貝殻が幻想的な光に照らされる様子は、息をのむほどの美しさです。
館内では、オリジナルキャラクターの「ミシェル」と「ガマゴー」がナビゲーターとなって、まるで海底世界を旅するような「歩く映画館」形式で展示が進みます。
要所要所に設けられた4つのミニシアターでは、映像と音で海の世界を楽しく学べる仕掛けも。
子ども向けと思いきや、光と音、水の演出が融合した展示は、大人でも思わず見入ってしまいます。
中でも一番の驚きは「時空のトンネル」。
幻想的な光のスパイラルの中を歩いていく体験は、まるで異次元へ入り込んだような気分になれます。
空間の広さも想像以上で、美術館クラスのスケール感。
しっかり見て回ると1時間以上かかってしまうほどの充実ぶりでした。
入館料は大人1,000円とやや高めですが、それに見合うだけの演出と体験価値があります。
昭和レトロな雰囲気を残しつつ、現代の技術で“映える”施設に進化していて、写真好きな方にもおすすめ。デートにもぴったりなスポットです。
海を見ながらいただく新鮮グルメ!「魚々の里 とまりん」
幻想的な空間にたっぷり癒されたあとは、ちょっと遅めのお昼ごはん。
ファンタジー館を出てすぐ目の前にある海鮮食堂「魚々の里 とまりん」へ。
ここは地元の魚市場から毎朝仕入れる新鮮な魚介類が自慢の食事処。今回は名物の「海鮮とまりん丼」を注文しました。
運ばれてきた丼を見て、思わず「おぉ~!」と声が出るほど。
色とりどりのネタが、器からあふれんばかりに盛り付けられており、まさに“海の宝石箱”。
マグロやハマチ、イクラなど、その日いちばん良いものを厳選しているというだけあって、どれもぷりぷりで脂のノリも抜群。
醤油を少し垂らしていただくと……口いっぱいに広がる海の香りと旨み!
一口ごとに幸せが押し寄せてくるような贅沢な時間でした。
これだけのクオリティの海鮮丼を、観光地でこの価格帯で味わえるのはかなりの満足度。
見た目だけでなく、しっかり美味しい──そんなお店です。
旅の締めくくりにぴったりな、心もお腹も満たされるひとときとなりました。
今回の旅は、まるで一つの物語を歩いているような感覚。
光に包まれたファンタジーな世界で五感を刺激され、新鮮な海の幸で満たされる──そんな贅沢な午後でした。
竹島周辺には、歩いて巡れる範囲に楽しい施設や美味しい食がぎゅっと詰まっています。
次はつつじが咲く季節に、またのんびり訪れてみたい。
蒲郡の魅力は、まだまだ尽きることがなさそうです。
地図
〒443-0031 愛知県蒲郡市竹島町29−14