荒子観音寺:尾張四観音の一つ(名古屋市緑区の旅:2023-11-05)
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荒子観音寺:尾張四観音の一つ
11/5は、緑区で有松おさんぽ旅の後、中川区の荒子観音寺へ。ハシゴ旅。
荒子観音寺
荒子観音寺(浄海山円龍院観音寺)とは?
尾張四観音の一つで、寺号は観音寺といい天台宗のお寺です。1,250余体の円空仏でも有名です。
荒子観音寺は、天平元年(729)の創建と伝えられ、加賀藩主前田利家が天正4年(1576)に再建しました。
多宝塔は天文5年(1536)に再建され、市内最古の木造建築物で国の重要文化財に指定されています。
ちなみに、尾張四観音は、「笠寺観音(笠覆寺)(名古屋市南区)」「甚目寺観音(海部郡甚目寺町)」「荒子観音(名古屋市中川区)」「竜泉寺観音(名古屋市守山区)」であり、古くより信仰を集めてきたお寺。
過去に私も、
「笠寺観音(笠覆寺)(名古屋市南区)」
「甚目寺観音(海部郡甚目寺町)」
「竜泉寺観音(名古屋市守山区)」
と巡ってきており、いよいよ今回がラスト4観音目の荒子観音寺。
アスナル金山隣のバス停からバス一本。
山門
山門の斗組(ますぐみ)は三手先(みてさき)斗組を用いた本格的なものとなっています。
創建は天平元年(729)と伝えられ、後の加賀藩主前田利家が天正4年(1576)に修造したといわれています。
(引用サイト:https://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000038216.html )
山門には仁王像二体が安置されており、仁王像は最大の円空仏としても知られています。
立ち止まってみると、一つ一つ丁寧に造りあげられているのがわかります。
前田利家にて集められた職人さんたちは、本当に優れた職人さんだったんだろうなぁ〜。
(もちろん復元されているけど)
ちなみに、本寺院は、利家の菩提寺であり、北陸に所領を与えられるまでは寺の近くに荒子城を構えていたそうです。
多宝塔
多宝塔の上層部は、禅宗様の様式を採り入れています。天文5年(1536)の再建で、市内最古の建物です。
六角堂
本堂
円空仏
円空仏の研究は荒子観音寺に始まり、荒子観音寺に終わると言われるほど、荒子観音寺には多種多様な円空仏が存在する。荒子観音寺には2014年時点で1255体の円空仏が現存し、移出像11体を含めて1266体が確認されている。2014年時点で日本全国で現存が確認されている円空仏5374体のうち、実に4分の1以上が当寺にあることになる。
荒子観音寺を参拝した後は、すぐ北にある荒子公園へ。
荒子公園については、別記事にてご紹介します。
寺院の前においしそうな定食屋があり、賑わっておりました。
地図・アクセス
〒454-0861 名古屋市中川区荒子町宮窓138
●あおなみ線「荒子」駅下車。徒歩10分
●地下鉄東山線「高畑」駅下車。4番出口より徒歩10分