豊橋市ぶらり旅(3):安久美神戸神明社と豊橋ハリストス正教会 (愛知県豊橋市の旅:2025-02-23)

 

安久美神戸神明社と豊橋ハリストス正教会(愛知県田原市)

豊橋競輪場を後にし、再び路面電車に乗って、豊橋公園前駅で下車。

ここから豊橋公園に向かうわけですが、その前に寄りたいところがあったのでまずはそちらに向かうことに。

どこに行くかというと、安久美神戸神明社と豊橋ハリストス正教会。

 

安久美神戸神明社(あくみかんべしんめいしゃ)

安久美神戸神明社は、通称は豊橋神明社と呼ばれ、毎年2月10日と11日に国重要無形民俗文化財である豊橋鬼祭が開催されます。
社名は、地域名である「安久美」と伊勢神宮の神領地である「神戸」に創建された「神明社」に由来します。
安久美神戸神明社 公式HP:https://toyohashi-shinmeisha.jp/

安久美神戸神明社の例祭【豊橋鬼祭】とは

安久美神戸神明社の例祭【豊橋鬼祭】は、東三河に春の訪れを告げる祭礼として、毎年2月10日・11日に亘って行われます。平安から鎌倉時代に流行した田楽に日本建国の神話を取り入れて神事としたもので、古式を崩さずに伝えられていることから国の重要無形民俗文化財として指定されております。
祭礼は二日間に亘り、氏子14町会によって神楽・田楽・歩射(ぶしゃ)・卜占(ぼくせん)・御神幸など様々な行事が行われますが、ことに知られるのが「天狗と赤鬼のからかい」です。
荒ぶる神である赤鬼と武神天狗が双方秘術を尽くして闘い、やがて敗れた赤鬼が償いにタンキリ飴と白い粉(小麦粉)をまきながら境外へ飛び去ります。この粉を浴び、飴を食べると厄除となり夏病みせぬと古来言い伝えられます。(引用元:安久美神戸神明社公式サイトより)
今回、初めて安久美神戸神明社を訪れました。
豊橋の中心にあるとは思えないほど、境内は静かで、心がほっとするような雰囲気に包まれていました。
木々に囲まれた社殿は落ち着いた佇まいで、歴史のある神社ならではのあたたかさを感じました。
この神社は「鬼祭」という、とても珍しいお祭りで知られているそうです。
今回はその鬼祭を見ることはできませんでしたが、境内の掲示や説明を通じて、鬼や天狗が登場する迫力のある行事だと知り、とても興味がわきました。
地元の人たちに長年大切にされてきた伝統行事であることが伝わってきて、次はぜひお祭りの時期に足を運んでみたいと思いました。
やさしい空気と、歴史を感じる空間がとても心地よく、訪れてよかったと感じました。

豊橋ハリストス正教会

橋公園のすぐ目の前にある「豊橋ハリストス正教会」は、小さくもとても美しい教会です。

白い壁と緑色の屋根が特徴的で、そのやさしい色合いがまわりの風景と調和していて、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような気持ちになります。

私は信徒ではないため中には入れませんでしたが、外から眺めているだけで、心がふわっとあたたかくなりました。

静かな佇まいの中にも、長い年月をかけて大切に守られてきたことが伝わってきて、つい時間を忘れて見つめてしまいます。

教会のまわりには緑が多く、季節の移ろいとともに違った表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。

豊橋を訪れた際には、ぜひこの小さな宝物のような教会に立ち寄ってみてほしいと思います。

きっとやさしい気持ちになれるはずです。

 

豊橋の旅は、次のブログにつづく。

所在地

〒440-0806 愛知県豊橋市八町通3丁目17 神明社

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