豊橋市ぶらり旅(4):豊橋公園(吉田城 / 三の丸会館 / ネオ こすたりか)(愛知県豊橋市の旅:2025-02-23)
豊橋公園(吉田城 / 三の丸会館 / ネオ こすたりか)
豊橋観光の定番スポット、豊橋公園へ。
6年前にも訪れたことがあるのですが、そのときの記憶といえば、吉田城を見学したことと、豊橋市美術博物館内のカフェでランチをしたことくらい……笑。
今回は、公園内の以下3つのスポットに絞って楽しむことにしました。
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三の丸会館でお抹茶をいただく
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「ネオ こすたりか」ミュージアムカフェでランチ
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吉田城・武具所跡からの景色を堪能
三の丸会館にてお抹茶
豊橋公園の中を歩いていると、ふと時が止まったかのような、落ち着いた佇まいの建物が目に留まります——それが三の丸会館です。
案内された和室では、障子越しにやわらかな光が差し込み、外の喧騒とは無縁の静けさが広がっていました。
畳の香りと、しっとりとした空気に包まれて、自然と心がほぐれていくような空間です。
この日いただいたのは、季節のお抹茶と和菓子のセット。
上品な甘さの和菓子と、ほろ苦くまろやかなお抹茶が絶妙に調和し、口の中で静かにほどけていくような味わいでした。
まさに、五感で楽しむ贅沢なひととき。
観光の合間に、心を落ち着けたいときにぴったりの場所です。三の丸会館、おすすめです。
「ネオ こすたりか」ミュージアムカフェでランチ
豊橋公園の中心に位置するのが、豊橋市美術博物館です。
この博物館に併設されているのが、「ネオ こすたりか」ミュージアムカフェ。
6年前に訪れた際にこちらでいただいたランチがとても美味しく、今回の旅でもぜひもう一度味わいたいと思い、再び足を運びました。
今回は、ランチセット(前菜・プチスープ付き)で「レストランメイド 黒カレー」(税込1,050円)をいただきました。
まず前菜は、彩り豊かな野菜がたっぷり盛られ、見た目にも嬉しい内容。
キッシュといったおしゃれな一品に加え、まろやかなコーンスープもセットになっており、どれも丁寧に作られている印象を受けました。
メインの黒カレーは、どこか懐かしさを感じさせる優しい味わい。
スパイスが主張しすぎず、素材のうまみがじんわり広がります。ご飯の量はやや多めでしたが、重すぎることなく最後まで美味しくいただけました。この内容で1,050円という価格は、かなりお得に感じられます。
店内には女性のお客さんが多く見られ、野菜中心のバランスのよいメニューや、落ち着いた雰囲気が特に女性に好まれているようでした。ヘルシー志向の方や、カフェ感覚でランチを楽しみたい方にもぴったりの一軒です。
吉田城・武具所跡からの景色を堪能
吉田城の内部は6年前に見学したことがあるため、今回は見学を見送り、お城そのものよりも景色が美しく眺められる武具所跡からの景観を楽しむことにしました。
吉田城とは
吉田城の前身は牧野古白によって1496年頃に築かれた今橋城です。その後、今橋の地名は吉田に改められました。武将たちによる激しい争奪戦が繰り広げられたのち、松平(徳川)家康は酒井忠次を城代に置きました。1590年豊臣秀吉の命令で家康が関東に移ると池田照政(輝政)が吉田城主となり、城域の拡張や城下町の整備を行いました。最盛期の吉田城は全国屈指の規模を誇り、歴代藩主には幕府の要職を務めるものが多くいたことから『出世城』とも呼ばれています。
石垣や土塁など多くの遺構が残っており、1954年に模擬復興された鉄櫓(くろがねやぐら)が吉田城の象徴としてかつての威容を誇っています。また城址の主要部分は2021年に豊橋市指定史跡となりました。
(引用元:豊橋市公式サイトより)
吉田城(1954年に模擬復興された鉄櫓(くろがねやぐら))
武具所跡
吉田城の武具所跡からの眺めは実に素晴らしく、豊川を挟んで広がる対岸の景色が一望できます。
川面を渡って吹く北風はやや強く、少し肌寒さを感じましたが、その風もまた清々しく、景観を引き立てていました。
特に印象的だったのは、川の水が澄んだエメラルドグリーンに輝いていたこと。
自然の美しさを存分に味わえる、心地よいひとときでした。
豊橋の旅は、次のブログにつづく。
所在地
〒440-0801 愛知県豊橋市今橋町3−1