道の駅 ふれあいの里HASUパーク:愛西市の新たなランドマークで、蓮の息吹と芝桜の彩りに出会う旅(愛知県愛西市の旅 : 2026-04-11)
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道の駅 ふれあいの里HASUパーク(愛知県愛西市)
2026年4月11日、私は愛知県愛西市へと足を運びました。目的は、かつて「立田ふれあいの里」として親しまれていた場所が、装いも新たにグランドオープンした「道の駅 ふれあいの里HASUパーク」を訪ねることです。
前回の訪問は2023年10月21日。その時は名物のレンコン料理を堪能しましたが、今回は約2年半ぶりの再訪となります。リニューアルによってどのような進化を遂げたのか、期待を胸に旅の幕が開けました。
佐屋駅から始まる西への一本道
旅の起点となったのは、名鉄尾西線の佐屋駅です。
ホームに降り立つと、そこには少し意外な光景がありました。なんと「吉良吉田行き」の電車が停車していたのです。
愛西市の北端に近いこの駅から、三河湾に面した吉良吉田まで一本で結ばれているという事実に、鉄道のネットワークの広大さを改めて実感し、驚きを隠せませんでした。
駅を後にし、目的地である「道の駅 ふれあいの里HASUパーク」を目指します。ここからは、岐阜県・三重県方面へとひたすら西へ進むルートです。県道125号線、通称「佐屋多度線」を真っ直ぐ歩む約25分の道のり。
道中は非常に平坦で、歩道もしっかりと整備されているため、徒歩でも比較的気楽に進むことができます。日曜・祝日以外はコミュニティバスなどのローカルな交通手段も存在しますが、本数が極端に少なく、利便性を考えると今回も「歩くこと」を選びました。
しかし、この日は天候が試練を与えてきました。前日の大雨は上がったものの、北西から吹き付ける強烈な風が、行く手を遮るかのような逆風となって私を襲います。一歩一歩踏みしめる足に力がこもりますが、新しい道の駅への期待感が私を前へと押し進めてくれました。
渋滞を横目に、徒歩でたどり着いたリニューアルの地
ようやく目的地が近づいてくると、そこには驚くべき光景が広がっていました。オープン直後で、さらにメディアでも大きく取り上げられた影響もあり、周辺道路は車で大渋滞。駐車場も軒並み満車の看板が掲げられています。
「駅から歩いて正解だったかもしれない」
そう思うほど、車列は遅々として進んでいません。歩行者の私は、その渋滞の脇を通り抜け、活気に満ちた道の駅へと足を踏み入れました。
かつての「立田ふれあいの里」は、鵜戸川を挟んで西側に駅舎があり、東側には「森川花はす田」が広がっていました。今回のリニューアルでは、この東側の広大なはす田エリアが全面的に道の駅の機能として取り込まれ、西側の旧エリアも屋外遊び場やドッグランが新設されるなど、驚異的なパワーアップを遂げていました。
名前に冠された“HASU”は、言うまでもなくこの地の特産である「レンコン(蓮)」に由来しています。施設全体から「愛西市の魅力を世界へ発信する」という強い意志が伝わってきました。
東側エリアの核「はす見テラス」の圧倒的な開放感
まずは、鵜戸川の東側に新設されたエリアへと向かいました。ここで最も目を引くのが、シンボリックな建物「はす見テラス」です。
建物内には、愛西市の野菜を主役にしたカフェレストラン「aicon(アイコン)」が入っています。
店名の「aicon」は、「愛西(AISAI)」と「レンコン(RECON)」を組み合わせ、この地の食の象徴(アイコン)となるように名付けられたそうです。「木曽川しじみのパスタ」や「焼きれんこんソフト」といった、ここでしか味わえないメニューが並んでいます。
午前10時半という、昼食には少し早い時間帯に訪れたつもりでしたが、店内はすでに長蛇の列。メディアの影響もあり、注目度の高さが伺えます。今回は残念ながら断念しましたが、窓越しに見えるお洒落なレンコン料理の数々は、次回訪問時の楽しみとして取っておくことにしました。
建物の2階へと続く階段は、外のハス田を一望できるガラス張りの観覧席になっており、空調の効いた快適な空間で景色を楽しめる工夫がなされていました。
そして、さらに驚いたのが2階の屋外テラスです。ここからは道の駅全体をぐるりと見渡すことができ、そのスケール感に圧倒されます。
4月の今はまだハスの花を見ることはできませんが、眼下に広がる広大な田に大輪の花が咲き誇る時期、このテラスからの眺望は、きっと言葉を失うほど美しいものになるでしょう。
26,000株の芝桜と、賑わう広場
「はす見テラス」の周囲もまた、見どころの宝庫でした。 特に感動したのが、「はす見の丘」です。高台から花はす田を見下ろせるこの場所では、斜面を埋め尽くす約26,000株の芝桜が、今まさに満開の時を迎えていました。ピンクや白の鮮やかなカーペットが、春の陽光を浴びて輝く様は圧巻の一言です。
また、国道沿いには散策の合間に一息つける「はす見広場」があり、多くの家族連れが足を止めていました。子供たちの歓声が響く「じゃぶじゃぶ池」や「わんぱく広場」も賑わいを見せています。ただし、前日の大雨の影響で、「わんぱく広場」などの土のエリアは水捌けが悪く、足元がぬかるんでいた点は、今後の利用において注意が必要かもしれません。
西側エリア:産直の魅力と進化する交流の場
続いて、鵜戸川に架かる橋を渡り、馴染みのある西側エリアへ。 旧来の建物を活かしつつ、フード広場などが改良されており、懐かしさと新しさが共存しています。
特筆すべきは、新設された「産直広場」です。
以前よりも面積が大幅に拡張されており、愛西市や近隣農家から直送された新鮮な野菜や果物が所狭しと並んでいます。特に、レンコンに関連する加工品やお土産の種類が豊富で、見ているだけでも飽きません。
私は「れんこんチップス」を手に入れました。
愛西市のレンコンならではの食感と風味が凝縮されており、旅のお供にも、帰宅後の楽しみにも最適です。他にも、ドッグランや新たな遊具広場が整備されており、以前よりもさらに「滞在型」の施設へと進化していることを肌で感じました。
旅の締めくくり:かにの華で至福のランチ
道の駅を存分に満喫した後は、少し足を伸ばして昼食へ。今回は道の駅のすぐ近くにある「かにの華 愛西店」を訪れました。
注文したのは、彩り豊かな「蟹飯ランチ」。
主役の蟹飯は、繊細な蟹の身の甘みが米一粒一粒に染み渡っており、実に贅沢な味わいです。さらに、とろろや小鉢、茶碗蒸し、そしてデザートとドリンクまで付いてくるという充実ぶり。歩き疲れた体に、滋味深い味わいとゆったりとした時間が染み渡ります。大満足の食事となり、このお店も愛西市を訪れる際にはぜひ立ち寄るべき名店だと確信しました。
リニューアルされた「道の駅 ふれあいの里HASUパーク」は、単なる買い物の場を超え、地域の文化と自然を五感で楽しめる素晴らしいスポットへと変貌を遂げていました。強風の中を歩き抜いた甲斐があったというものです。
ハスの花が咲き誇る頃、そして「aicon」でレンコン料理をいただくために、私は必ずまたこの場所を訪れるでしょう。愛西市の新しい魅力に触れた、思い出深い春の一日となりました。
地図:道の駅 ふれあいの里HASUパーク
データ
所在地:〒496-0943 愛知県愛西市森川町井桁西27





























































