鈴鹿の森庭園 しだれ梅まつり:呉服しだれを中心とした約200本の梅の名木に包まれて(三重県鈴鹿市の旅:2025-03-22)
鈴鹿の森庭園(三重県鈴鹿市)
10数年前に両親と訪れて以来、お久しぶりに、鈴鹿の森庭園に行ってきました。
今回は、公共交通機関を利用して。
とはいえ、鈴鹿の森庭園には、臨時バスを除き、公式サイトではタクシーを推奨。
要するに、公共交通機関ではいけないとのこと。
そんなアクセス不便な鈴鹿の森庭園に、平田町方面から鈴鹿市のコミュニティバス(C-BUS)に乗って行ってみることにしました。
C-BUS(椿・平田線)に乗車
C-BUS(椿・平田線)には、以前に椿大神社まで乗車したことがあったので、このバスならおそらく近場まで行けるのではないかと安易に考えて。
運転手さんにも尋ねてみると、(聞いた話だそうですが、)おそらく「神野神社」(バス停)とのこと。
・・・あっ、もう答えわかってしまった(笑)
神野神社はGoogleマップで検索できませんが・・・とりあえず近場っぽいので下車。
ここからひたすら東に向かって歩くことに。
このあたりはお茶の生産が盛んなので、茶畑がたくさん。
それにしても、車通りが多くて、歩道がないからちょっと怖い。
途中に、椿グリーンパークという施設の前を通過。
トイレ休憩だけさせていただきました。
そして歩くこと20分。
鈴鹿の森庭園に到着しました。
鈴鹿の森庭園(庭園内)
鈴鹿の森庭園とは
早春、鈴鹿の森庭園ではしだれ梅の名木が桃色の大輪の花を咲かせます。
しだれ梅の開花に合わせて、期間限定で一般公開。園を運営する赤塚植物園は、日本の伝統園芸文化のひとつであるしだれ梅の「仕立て技術」の存続と普及を目的として、八重咲き品種のしだれ梅”呉服枝垂(くれはしだれ)”を中心に研究栽培に取り組んでいます。
八重咲きの代表的品種である「呉服(くれは)しだれ」を中心とした約200本の梅の名木を楽しむことができ、中には樹齢100年以上で日本最古と考える呉服しだれもあります。
こうした名木の数々が名人と呼ばれる職人の手によって仕立てられ、桃色の大輪の花を多く咲かせ、大きく美しく艶やかに「枝垂れる姿」は圧巻です。日本の匠の技と歴史が受け継がれる鈴鹿の森庭園で、雄大な鈴鹿山脈を借景にして彩られる早春の日本の美をどうぞご堪能ください。
(引用元:観光三重HPより)
鈴鹿の森庭園 公式サイト: https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/index.html
右を見ても、左を見ても、しだれ梅の花が咲き誇っていました。その美しさに、ただただ心を奪われるばかり。濃い赤みがかった花から、柔らかなピンク、そして純白のしだれ梅まで、色とりどりの花々が目の前に広がります。まるで、春の息吹が一斉に吹き出したかのような光景でした。
特に印象的だったのは、外国人観光客の多さ。アクセスが不便にもかかわらず、どこから情報を得て訪れたのだろうかと、少し驚きました。それでも、皆がこの美しい景色を楽しんでいる様子を見て、私も嬉しくなりました。
実は、以前にも訪れたことがありましたが、これほど全てのしだれ梅が見頃を迎えている時期に来たことはありませんでした。そのタイミングで再訪できたことが、本当に幸運だったと思います。
そして、忘れられないのは「見晴らし台」からの眺め。高台に立ち、広がるしだれ梅の波とその向こうに見える鈴鹿山脈の美しさに、思わず息をのんでしまいました。遠くの山々が、春の陽光を浴びて輝き、心に残る景色となりました。
ここで過ごした時間は、まさに心を豊かにしてくれるひとときでした。
帰りは、椿大神社にある椿会館へ
帰りは臨時バスに乗って、椿大神社にある椿会館へ。
椿大神社といえば、名物の椿とりめし!
ということで、「とりめし定食 松」をいただきました。
とりめし、もちろん美味しかったですよ!
しだれ梅に、とりめし。
鈴鹿を堪能できて大満足な一日でした。
所在地
〒519-0315 三重県鈴鹿市山本町151−2