名古屋音楽大学 : 第24回 電子オルガンコンサート / ミュージカル #MUSICAL ~It’s SHOW TIME !~( 名古屋市芸術創造センター : 2023-12-13 )
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名古屋音楽大学 : 電子オルガンコンサート / ミュージカル #MUSICAL ~It’s SHOW TIME !~
約8年ぶり? 音楽大学主催のコンサートをお久しぶりに観覧してきました。
出演者に知り合いも知っている人も誰もおりません。たまたまこのコンサートの存在を3週間ほど前に知って急遽参加。
今回は、名古屋音楽大学の電子オルガンコース、および、ミュージカルコースの皆さんによるコンサート。
(いきなり折り曲げてすみません…)
表紙のタイトルが、「第24回 電子オルガンコンサート」のため、電子オルガンコースのコンサートがメインだけど、できるだけ集客力を上げるため、ミュージカルコースによるミュージカルも一緒に行なうことになった、といったところでしょうか。
開演は18時
- ミュージカル公演(ミュージカルコースは、実際はいろんなミュージカルコースがあり、その合同メンバーらしい)
#MUSICAL ~It’s SHOW TIME !~ (約45分)
- 休憩(15分)
- 電子オルガンコンサート(約45分)
休憩を挟んでも20時には終演するというコンパクトなスケジュールでした。
各コースのイベント内容について(音楽素人な)個人的な感想を以下に綴っていきたいと思います。
#MUSICAL ~It’s SHOW TIME !~(ミュージカル公演)
プログラム
- ONE ~「A CHORUS LINE」より
- Be Our Guest ~「美女と野獣」より
- ひそかな夢〜愛せぬならば ~「美女と野獣」より
- DREAM GIRLS ~「DREAM GIRLS」より
- ROXEI ~「CHICAGO」より
- Nowadays/Hot Honey Rag ~「CHICAGO」より
- Friend like me ~「アラジン」より
- Sing,Sing,Sing ~「Fosse」より
ミュージカル公演は「#MUSICAL ~It’s SHOW TIME!~」と題し、「コーラスライン」や「美女と野獣」、「アラジン」などの人気ナンバーをショー形式で披露。
【キャスト】
城殿 絵玲名、西元 明音、古川 藍、小林 里央、佐野 絢萌、坪井 希未風、阪 安香里、奈良 朋果、清瀬 ねね、山下 晃正、服部 文美、大橋 実瑞樹、服部 圭吾、三田 夢萌香、鞍田 健斗、和田 和真、佐々木 優馬、荒川 裕介
【THE☆MMBAND】
電子オルガン
石黒 和雅、長谷川 美緒、松下 愛梨、佐藤 奈桜、青木 友伽、梶本 素詩
ドラム
上野 智子
感想
出演者18名のダンスが非常に揃っていて素晴らしかったです。
ダンス以上に魅力的に感じたのは、メンバー個々の歌声のレベルの高さ。
特に、4曲目「DREAM GIRLS」は大拍手もの。みているこちらも体を動かさずにいられませんでした!
残念だった点は、演出。
前後左右にステージの広さを活かした演出が少なかったですね。
例えば、3曲目「ひそかな夢〜愛せぬならば ~「美女と野獣」」。
確かに野獣のソロ曲ではあるが、ステージ中央で姿勢正しくして歌うだけでは、カラオケ大会になってしまう。
声楽コースの方がミュージカルの曲を歌うのではなく、ミュージカルコースの方が演じるのであれば、ステージじゅうを奥に端にと動き回る演出があった方が、より原曲の世界観が伝わったのではないでしょうか。
もっとも残念な演出は、7曲目「Friend like me」。
DJの方が、「Friend like me」「Sing, Sing, Sing」を前に会場中を大いに盛り上げてくれていたので、私は、すっかり、ラスト2曲はノンストップメドレーでステージの広さを活かした激しいパフォーマンスを魅せつけてくれるものだと思っていたのですが・・・その曲調?という感じでずっこけそうになりました。
他にも、全体的にそつないダンスというか、無理のないダンスが多く、もっと演者の躍動感ある全身から湧き出る泥臭い演技がみたかったです。
出演者のポテンシャルの高さを活かす演出・・・絶対あの出演者たちだったらもっと観客を惹きつけるパフォーマンスができるはず。
10年ほど前は、名芸大や名音大ミュージカルを何度かみさせてもらい、楽しませてもらい、大好きだった想いを強く持っているため、どうしてもミュージカルに関しては熱くなってしまいますね、私は・・・。
第24回 電子オルガンコンサート(電子オルガン/作曲コース)
プログラム
- 杉浦 菜月:<作曲作品>unibirth
- 石井 成和:<ソロ>フェスティヴァル・ヴァリエーション / C.T.スミス
- 宇田津 璃桜:<ソロ>シンフォニエッタ op23より 第3楽章 ロンド ゼーア・レープハフト / A.ツェムリンスキー
- 同朋高等学校の生徒:<特別出演 アンサンブル>「遥かなる大地へ」 (1992)よりエンド・クレジッツ / J.ウィリアムズ
- 佐藤 奈桜:<ソロ>Bouquet
- 築山 紅音:<ソロ>Voltage
- 小川 友愛:<ソロ>lure
電子オルガンコンサートでは、オーディションにより選抜された、電子オルガン専攻生と、作曲専攻生が、自ら作曲・編曲した楽曲を演奏。
同一学園に属する同朋高等学校の生徒によるアンサンブル演奏もお届け。
感想
電子オルガンの良さは、一人オーケストラができるところ。
本人の演奏パフォーマンスはもちろんのこと、照明や音でのステージ演出を加えることで、立体的に世界観を表現することができます。
この日も堪能させていただきました。
同朋高等の皆さんのアンサンブルはかっこよかったなぁ。吉房という学生さんオーラありすぎでしょ。圧巻でした。
ソロでは、特に、佐藤さんと築山さんのパフォーマンスが特に印象に残りましたね。
佐藤さんの暖色系をつかった優しいほんわかする世界観に包まれたら、なんだか涙が溢れそうになりました。
今の3年生はコロナ禍の影響を非常に受けた大学生活だったと思うし、この方の過ごしてきた日々を音と映像を通して感じ取ることができました。
演奏中の表情がすばらしかったです。
続けて登場した築山さんは、打って変わって”一人ライブ”を全身を使って楽しんでるのがガンガンに伝わってきて、最高でした!
良い表情、ペダルを踏みつけるアクション、まるでこの方のワンマンライブに来たみたい。この日一番楽しめました。
あ〜、久しぶりに大学のイベント見に来たけど、楽しかった。
また行きたい。