津観音寺:日本三観音の一つ / 純木造五重塔 ( 三重県津市の旅 : 2024-02-10 )
津観音寺:日本三観音の一つ / 純木造五重塔
2/10は、三重県津市内をぶらり散歩。
近鉄 津駅および津新町駅周辺を散歩してきましたので、津市の魅力をご紹介できればと思います。
今回は、日本三観音の一つである津観音寺について紹介しますね。
津観音寺
津観音寺とは
恵日山 観音寺(通称「津観音」)は、浅草・大須と並んで日本三観音の一つに数えられる古刹です。
庶民からは『津の観音さん』と親しまれ、その歴史は和銅2年(709)に本尊:聖観音菩薩像が
伊勢国阿漕ヶ浦の漁師の網に救い上げられたのが始まりとされています。歴史ある多くの文化財と県内唯一の木造五重塔を所有し、宗教や宗派の壁を越えて常に庶民の心のよりどころとして、
津のシンボル寺院であり続けています。(引用元: 津観音寺公式サイトより)
今回の津市の旅でもっとも心震わされた素敵なお寺。
仁王門
津観音寺の正門にあたる。
撫で石
仁王門に置かれており、撫でた手で体の悪いところを触ると良くなるとか。
境内
鐘楼堂
地蔵菩薩坐像
太平洋戦争で三重県津市も焼け野原となり、津観音の文化財なども焼失しました、象徴でもある地蔵菩薩坐像は焼失を免れたそうです。
その際、右肩上部に焼夷弾(しょういだん) をうけ、現在でもその痕跡が残った状態で存在しています。
護摩堂(ごまどう)
護摩(ごま)とは、サンスクリット語(古代インド言語)の「ホーマ」を音写したもので、 「物を焼く」という意味があります。弘法大師空海により日本に伝えられた真言密教の秘法です。
仏様の知恵の炎により、様々な供物と共に護摩木(お願い事の書かれたお札)を燃やすことで、願い事を煙に変え、仏様の住まう浄土に送り届け、願いを叶えてもらおうと考え出されました。
津観音では毎月1日10時から護摩堂にて護摩祈願を行っており、 ご希望の方は堂内にお上がりになれます。護摩の煙にあたることで身体を清め仏様のご利益をいただけます。
(引用元:津観音寺公式サイトより)
純木造五重塔
仏法興隆と世界平和を祈願して、三重県下初の純木造五重塔を平成13年に建立。
この五重の塔は、その大半の建設に、寺社建築を専門とし有名な国宝寺院の修復を手がけた職人達の手により完成されたもの。
堂宮大工を初めとする種々の職人が、伝統に培われたその優れた匠の技を駆使して造りあげた。
色は赤みが薄れてはきているものの、21mもあるその立派な佇まいには目を見張るものがありました。
美しい。
観音堂(本堂)
鳩が餌をもらっていてたくさん集まっておりました。
と思ったら、鐘の音で一斉に逃げ出す鳩たち(笑)
与楽地蔵
安置場所は観音堂正面上り階段の左右に安置いたします。向かって左側に抜苦地蔵、向かって右側に与楽地蔵。
抜苦与楽(ばっくよらく)とは仏・菩薩が衆生を苦しみから救い、福楽を与えるという意味です。真の楽を得るためには、まず苦を抜くという考えを元にしています。
また、慈悲に相当する言葉であり、抜苦とは悲に相当、与楽とは慈に相当します。
(引用元:http://61.114.227.200/history/bakkuyoraku_2011-11.html )
まるで古都奈良を旅しているかのような古き良き歴史あるお寺を参拝することができ、大満足なひとときでした。
津観音寺に隣接する公園:観音公園にも行ってきましたので、続けてご紹介。
観音公園
野外ステージが設置されているので、津まつりなどイベントごとで利用されているようです。
おまけ:周辺の様子
津市まん中広場
丸之内通り
このあとは、津城跡へ。
次の記事へ。つづく。
◆地図・アクセス
〒514-0027 三重県津市大門32−19