南紀・熊野古道フリーきっぷで行く”那智勝浦”:(6) 那智山青岸渡寺 本堂 / 大黒天堂 ( 和歌山県那智勝浦町の旅 : 2024-09-06 )

 

(6) 那智山青岸渡寺 本堂 / 大黒天堂(和歌山県那智勝浦町)

人生初の和歌山県旅行は・・・那智勝浦!

前回は、那智山青岸渡寺の三重塔・滝宝殿(宝物館)・写経堂の様子を紹介してきましたが、今回は、那智山青岸渡寺の本堂や山門を紹介したいと思います。

南紀・熊野古道フリーきっぷで行く”那智勝浦”:(5) 那智山青岸渡寺の三重塔 ( 和歌山県那智勝浦町の旅 : 2024-09-06 )

那智山青岸渡寺 公式サイト:https://seigantoji.or.jp/

 

平清盛公が熊野那智に参詣

平清盛公が熊野那智に参詣に来られたそうです。

 

見晴亭

那智山観光のほぼ一番高い位置にある那智山青岸渡寺の境内では、見晴亭というカフェや、お土産屋さんもあり、参拝途中のしばし休憩を楽しむことができます。

 

 

如法堂(大黒天堂)

大黒天堂は、那智七福神を祀っている御堂。

 

堂内では大黒天様を中心にして、左右に3名ずつ福の神が祀られており、宝船に乗った七福神の姿が描かれた、お札を頂くことができるそうです。

 

本尊が大黒天で丹塗のお堂は、もとは光明堂や回向堂と称していましたが、大正13年の大修理の際に現在地へ移転され如法堂と称しましたそうです。

天井に釣られているたくさんの提灯が独特な雰囲気を醸し出しており、今回の旅の中でも印象に残る御堂でした。

 

梵鐘

梵鐘は鎌倉時代・元享(1342)年に建立され、その時代より那智の山々に時を知らせる鐘の音が嫋々と鳴り響いているそうです。
現在では、毎朝午前7時に鳴鐘されているそうですよ!

和歌山県指定文化財に指定

 

 

信徒会館

七宮殿下のお昼飯所の光栄に浴した旧本坊跡地に建設された信徒会館は、那智の大瀧を背景に抱く三重の塔を眺めることの出来る施設となっています。

施設内は非公開とのこと。残念!

一泊でいいので、ここに住みたい・・・切実。

この建屋の裏手に、青岸渡寺の山門があったのですが、気づかずスルーしてしまいました…残念!

 

宝篋印塔

宝篋印塔は鎌倉時代・元享(1322)年に建立された日本最古の宝篋印塔であり、国の重要文化財に指定されています。

 

水子堂

本尊には「如意輪観音菩薩」が安置されており、水子になられた霊を慰めるために建立されています。

 

 

 

本堂(如意輪堂)

本堂(如意輪堂)とは

本堂(如意輪堂)は天然木の木肌、風合いを素木のまま表現されている素木造りで、天正18年(1590)に豊臣秀吉の命により豊臣秀長によって再建されました。また、堂内外陣には豊臣秀吉寄進の日本一の大鰐口が設けられています。

国の重要文化財 / ユネスコ世界文化遺産

(引用元:那智山青岸渡寺 公式サイトより)

あの関ヶ原の戦い前(1590年)に建てられた姿を今に残す貴重な本堂。

これだけ貴重な建物なのに、参拝だけでなく、建物内も見学できたのはうれしい。

ただただため息が出るような見事な佇まい。美しすぎませんか。本当にこの場に来れてよかったと実感した瞬間でした。

 

 

青岸渡寺 本堂周辺からの景色

このあたりからの景色がそれはそれは美しいこと。

ここは京都か奈良ですか?と思いたくなるほど、三重塔と新緑の山々、那智の滝が古き良き日本の風景を映し出してくれておりました。

 

この後は、いよいよ、熊野那智大社へ。

次の記事につづく。

 

地図

〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8

 

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