姫路旅(10) 書寫山圓教寺 後編:大講堂・食堂・常行堂・奥之院 開山堂 ( 兵庫県姫路市の旅 : 2024-09-14 )
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(10) 書寫山圓教寺(書写山円教寺):後編:大講堂・食堂・常行堂(兵庫県姫路市)
人生はじめての姫路市旅行。
姫路城の観光を終え、姫路城の目の前にある玉子かけご飯専門店でしっかりご飯をいただき、即バスに乗車。
次に向かった先は、書寫山圓教寺。
今回の後編では、ハリウッド映画:ラスト・サムライの撮影地である”大講堂・食堂・常行堂”へ。
書寫山圓教寺(書写山円教寺)公式サイト:http://www.shosha.or.jp/
大講堂・食堂・常行堂
大講堂・食堂・常行堂とは
圓教寺の三つの堂は、この寺院の豊かな歴史の象徴、その宗教的修行の場、そして千年以上に渡ってここを使用してきた各時代の僧侶たちの日常生活の場として君臨している。
大講堂は、三つの堂の北端にある。それは白い小石の広い中庭を挟んで常行堂(常行三昧修行のお堂)に面している。
中央の2階建ての食堂は、三つの堂の西端を構成する長い回廊のように見える。
10世紀から15世紀の間に建てられた三つの堂の各建物は、寺院での生活において重要な役割を果たしている。
大講堂は、講義や議論が行われる修行の場である。天台宗の寺院に共通する建築様式で、その中心は、内陣を土間としている。
このお堂のご本尊は歴史的な釈迦牟尼仏で、知恵の菩薩である文殊菩薩(右)と正しい行いの菩薩である普賢菩薩(左)の二菩薩を両脇に従えている。
金色に輝く三尊像が穏やかに中庭を横切り、常行堂の前の舞台を眺めている。年に数回、その舞台で舞楽が奉納されている。
常行堂は、宗教的な祈りの場として特徴付けられている。僧侶たちは折々、常行三昧と呼ばれる瞑想的な修行を行う。
僧侶たちは、お堂の中心の大きな阿弥陀仏の周りを、お経を唱えながら、ゆっくりと歩くのである。
場合によっては、この修行は食べ物と休憩のための短い休みだけで90日も連続して行われる。
このような困難な修行は、非常に困難であるばかりでなく、危険を伴う可能性があり、常行三昧を圓教寺の僧侶が行うことは稀である。
食堂は歴史的には、僧侶が食事をしたり寝たりする場所として使用されていた。
1174年に後白河法皇(1127年〜1192年)の勅願により創建されたが、1963年まで未完成であった。
現在、1階は主に訪問者が功徳を積むための写経の場として利用されている。
食堂の2階には、圓教寺の長く豊かな歴史に光を当てるさまざまな宗教的および文化的遺産が展示されている。
中庭の周りの建物とそのU字型の配置という優れた条件により、三つの堂はテレビや映画の撮影に好ましい場所となっている。
この三つの堂はいくつかの人気のある時代劇に登場しており、トム・クルーズと渡辺謙主演の大ヒット映画 『ラストサムライ』(2003)で話題になった。
三つの堂はすべて国の重要文化財に登録されている。
(引用元:姫路観光ナビ ひめのみちより)
大講堂
大講堂とは
圓教寺の本堂に当たる堂で、お経の講義や論議が行われる学問と修行の場。
室町中期の建物で、食堂、常行堂とともにコの字型に立ち並んで「三之堂」(みつのどう)を形成している。
内部は、内・外陣に区切られており、内陣には釈迦三尊像(中央が釈迦如来、右が文殊、左が普賢菩薩)が安置されている。 (国重要文化財)
(圓教寺公式サイトより)
食堂
食堂とは
本来は、修行僧の寝食のための建物。 承安四年(1174)の創建。
本尊は、僧形文殊菩薩で後白河法皇の勅願で創建。
二階建築も珍しく長さ約40メートル(別名長堂)においても他に類を見ないものである。
未完成のまま、数百年放置されたものを昭和38年の解体修理で完成の形にされた。 現在1階に写経道場、2階が寺宝の展示館となっています。 (国指定重要文化財)
(圓教寺公式サイトより)
食堂は僧侶が修行し、寝て、食事をする居住空間。
観光客が気軽に建物の中を見学できます。
食堂の2階から眺めは素晴らしく、まるで1200年ごろにタイムスリップしかたのような趣ある空間につつまれたかのようで、とにかく心地がよかったですね。
摩尼殿と並び、特に印象に残った建物でした。
食堂の裏山の様子。紅葉の時期もみてみたい。
常行堂
常行堂とは
常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場。
建物の構成は、方五間の大規模な東向きの常行堂。
北接する長さ十間の細長い建物が楽屋、その中央に張り出した舞台とからなり立っている。
内部は、中央に二間四方の瑠璃壇を設け本尊丈六阿弥陀如来坐像が安置されている。
台は、大講堂の釈迦三尊に舞楽を奉納するためのもの。 (国指定重要文化財)
(圓教寺公式サイトより)
大講堂・食堂・常行堂の後は、奥之院へ。
開山堂(奥之院)
護法堂(奥之院)
護法堂拝殿(奥之院)
法華堂
鐘楼
展望台から・・・見えない・・・。
書寫山圓教寺の旅はこれにておしまい。
次のブログ記事へつづく。
地図
〒671-2201 兵庫県姫路市書写2968