豊橋市ぶらり旅(5):吉田神社と豊川沿い散策(愛知県豊橋市の旅:2025-02-23)

 

吉田神社と豊川沿い散策

豊橋公園を後にし、次の目的地・吉田神社へ向かいました。
テレビで「豊橋祇園祭」の手筒花火を見たことがあり、その舞台となる吉田神社に以前から興味を持っていました。

一度は訪れてみたいと思っていた場所です。


せっかくなので、豊橋公園からは豊川沿いの遊歩道を歩いて行くことにしました。

川の流れを眺めながらのんびりと歩く道中は、とても心地よく、自然と気分も穏やかになります。

こうして、祭りの記憶と重ね合わせながら、吉田神社へと向かいました。

 

豊川沿い散策

 

吉田神社

吉田神社 公式サイト:http://toyohashi-yoshida.com/

吉田神社とは

古くは天王社・牛頭天王・吉田天王社と称した古社で、スサノオノミコトをお祀りし、多くの武将たちから崇拝を受けました。

その中でも源頼朝が深く崇拝したことから、頼朝公の行列を再現した神輿渡御(みこしとぎょ)が天王祭として誕生したのが、豊橋衹園祭の始まりです。

本祭となる神輿渡御の前夜祭として盛んになったのが、江戸時代ごく限られた地域だけに扱いを許された黒色火薬を使った花火の放揚です。

神社に残る文献によると、永禄元年(1558)に今川義元の吉田城代、大原備前守の吉田神社への奉納に始まるとあり、このことが「手筒花火発祥之地」と言われる所以です。

また打上花火についても、これほどの市街地で打ち上げられる花火は、他には類を見ません。

花火業者に混じって打上作業に従事するのは、この日の為に講習に参加し、資格を受けた氏子青年達。伝統の花火を受け継ぐ努力が続いています。

7月第3金曜日に手筒花火の奉納、第3土曜日には打ち上げ花火が豊川河畔で打ち上げられます。

また、第3日曜日には頼朝行列などが行われます。

(引用元:ええじゃないか豊橋HPより)

 

 

吉田神社を訪れた日は、豊橋祇園祭の開催日ではありませんでしたが、静かな境内にはまた別の趣がありました。

境内を歩きながら、特に西側に広がる広場に目を奪われました。

そこはどこか特別な空気をまとっており、ここでかつて数え切れないほどの手筒花火が打ち上げられてきたのだろうと想像すると、胸が高鳴りました。

普段は静寂に包まれているこの場所も、祭りの日には火柱が夜空を裂き、地響きのような歓声に包まれるのでしょう。

まだ見ぬその光景に思いを馳せ、次はぜひ豊橋祇園祭の日に訪れたいと強く願いました。

神社そのものも、古い歴史を感じさせる社殿や、清らかな空気に満ちていて、心が洗われる思いでした。

訪れた日は人影もまばらで、ゆっくりと神前に手を合わせ、自分自身と向き合う貴重な時間を過ごすことができました。

吉田神社は、賑わいの祭りの日も、静謐な日常も、それぞれに美しい顔を持つ特別な場所だと感じます。

 

この後は、15分ほど南に歩き、とある施設へ。

豊橋の旅は終盤戦。次のブログにつづく。

所在地

〒440-0891 愛知県豊橋市関屋町2

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