尾張四観音の一つ:笠寺観音(笠覆寺)へ(名古屋市南区の旅:2023-09-24)
尾張四観音の一つ:笠寺観音(笠覆寺)へ
今回は、笠寺駅周辺をぶらり散歩。
人生初の笠寺観音、および、笠寺公園に行ってきましたので、続けてご紹介したいと思います。
本笠寺駅から徒歩3分
笠寺には、昔からいろんなアーティストのコンサートで何度も足を運んだことのあるJR笠寺駅下車して行ったことはあるのですが、今回は笠寺観音の最寄り駅である本笠寺駅に下車。
笠寺に、名鉄電車で行けることにはじめて知りました…(⌒-⌒; )
名鉄だと各駅電車にほとんど乗らないからかな。
JRの笠寺駅とは違い、名鉄 本笠寺駅は、静かな住宅街にひっそりと建てられた駅舎。
笠寺観音は、本笠寺駅からまっすぐ東に進むと3分程度で到着です。
見えてきましたね。
笠寺観音
笠寺観音に到着です。
笠寺観音とは
真言宗 笠寺観音(笠覆寺)は名古屋城を中心に恵方がめぐる尾張四観音の一つです。
令和5年(2023)の恵方は笠寺観音です。
(笠寺観音 公式サイト引用:http://kasadera.jp/)
笠覆寺というのは「笠で覆う寺」の意。その昔、ある女性が観音像にお祈りを続けていました。ある日、雨ざらしでびしょ濡れになっていた観音様を見た女性は、思わず自分がかぶっていた笠をかぶせます。ちょうどそこに男性が通りかかりました。彼こそが京からやってきた青年貴族・藤原兼平公。見初められた女性は京に召され、兼平公と結ばれて「玉照姫」と呼ばれるようになりました。のちに夫婦は出会いのきっかけとなった観音様に感謝してお堂を建て、笠をかぶせた観音さまをお祀りしました。これが笠で覆う寺、すなわち笠覆寺という名がついたという伝説があります。
玉照姫・兼平公ご夫妻のご位牌は笠寺観音に安置されています。1000年の昔からご縁を結んできた観音さまとして、良縁を祈願される方が多く訪れています。年間を通じて、厄除けや四季の行事などさまざまな祭事が行われています。特に毎月6がつく日には境内で「六の市」が開催され、さまざまな露店が立ち並びます。
(Aichi Now引用:https://www.aichi-now.jp/spots/detail/198/)
尾張四観音とは
この尾張地方には「笠寺観音(笠覆寺)(名古屋市南区)」「甚目寺観音(海部郡甚目寺町)」「荒子観音(名古屋市中川区)」「竜泉寺観音(名古屋市守山区)」という古くより信仰を集めてきた四つのお寺があり、千年以上の歴史の中で、観音様を本尊としておまつりしてきました。これら「笠寺・甚目寺・荒子・竜泉寺」の四つの寺院を『尾張四観音(おわりしかんのん)』として、観音様の慈悲をもとめる民衆の信仰を集めました。
(笠寺観音 公式サイト引用:http://kasadera.jp/gyouji/gyouji_ehou.html)
私は過去に甚目寺観音と竜泉寺観音に訪れたことがあるため、今回、笠寺観音に参拝すれば、いよいよ荒子観音のみ。
というか、荒子観音って、荒子公園のそばにあるんですね。荒子公園に行ったことあるのに・・・(^^;;
笠寺観音には、今年の恵方にあたることもあり、多くの人が訪れておりました。(写真上ではあまり写ってませんが・・・)
私の守り本尊は、普賢菩薩さま。
おもかる地蔵・・・めちゃくちゃ重かったです^^;
ちなみに笠寺観音ではカメを生育されているようで、カメの産卵場所が設置されておりました。
下の写真では見にくいですが、池の中央で日向ぼっこしている亀ちゃんを発見。
ほっこりさせられました。
尾張四観音のひとつだけあって、規模も大きく、参拝者も多く、その場に佇むだけで歴史や趣を感じる素敵なお寺でした。
また行こうっと。
◆地図・アクセス
愛知県名古屋市南区笠寺町上新町83番地
名鉄名古屋本線 本笠寺駅より徒歩で約3分