鶴舞公園の隣に誕生した「STATION Ai」は一般人にも嬉しいスポットだった ( 名古屋市昭和区の旅:2025-04-27 )

 

STATION Ai(名古屋市昭和区)

最近よく耳にする「STATION Ai」。


2024年10月1日にオープンしたばかりの、日本最大規模のオープンイノベーション拠点です。ソフトバンクグループが主導し、スタートアップの創出や育成、オープンイノベーションの推進を目的とした新施設。こう書くと、なんだか“ビジネスの最前線”って感じで、一般人の私には縁遠い世界に思えるんですが──。

実はこのSTATION Ai、鶴舞公園に隣接しているんです。
散歩やジョギングで公園をよく利用する私としては、「いったいどんな場所なんだろう?」「公園利用者にとっても意味のある場所なのか?」と気になっていたので、週末の午後にふらっと足を運んでみました。

 

吹き抜けが印象的な1階、思っていたよりずっとオープンな空間

建物はガラスを多用した未来的なデザイン。名古屋市内の建築物のなかでも、異彩を放っています。エントランスを抜けると、ホテルのロビーのような広々とした吹き抜け空間が広がっていて、いきなり心をつかまれました。想像していた「堅いビジネス施設」のイメージとはまるで違います。

1階にはカフェやレストランがずらりと並んでいます。週末だったせいか、いくつかのお店は閉まっていたものの、どんぶりや麺類を提供するカジュアルな食堂風の店から、ベトナム料理、スパイシーな香り漂うインドレストランまで、ジャンルは実に多彩。これは平日のランチタイムなんかに会社員や学生がふらっと立ち寄るにはもってこいのラインナップですね。

さらに、1階の一角にはホテルのエントランスも。宿泊施設まで備えているとは知りませんでした。コンビニも併設されていて、思った以上に利便性が高い。「オフィス街の中に突如現れた小さな街」という印象です。

 

2階のカフェと「あいち創業館」…次回はじっくり巡ってみたい

階段を上って2階へ。ここにもまた雰囲気の異なるスペースが広がっていました。開放感のあるカフェがあり、そこはノートパソコンを開いて作業している人や、談笑するカップル、読書に没頭するシニアの姿があり、まさに“誰でも利用できる共用空間”という感じ。

そして奥に進むと──なんと無料で見学できる「あいち創業館」なる施設があったらしいのですが、残念ながら今回は気付かず、スルーしてしまいました。これはまた次回の楽しみにしたいところ。どうやらスタートアップにまつわる展示や、創業支援の情報提供が行われているようです。起業に興味がある人はもちろん、愛知の産業やイノベーションに関心のある人にも面白そう。

テラスポ鶴舞の利用者以外は、テラスポ鶴舞を通過して「STATION Ai」を利用するのは禁止になっておりますのであしからず。(ちょっと遠回り・・・)

 

鶴舞公園の“穴場的避暑地”としてもアリかもしれない

鶴舞公園に隣接しているとはいえ、STATION Aiは決して「公園の延長」のような位置づけではなく、公園の中心部からは少し離れていて、駅からも若干歩く場所にあります。だからこそ、意外と混み合っておらず、週末でも落ち着いた雰囲気でした。

この立地、逆にいいなと思いました。
公園で少し歩き疲れたら、STATION Aiでカフェに立ち寄って一休み──そんな使い方もできそう。特にこれからの季節、暑い夏の午後に、公園からすぐの避暑地として使えるのではと密かに期待しています。エアコンの効いたモダンな空間で冷たいアイスコーヒーを片手に、読書やスマホ時間を過ごす。ちょっとした贅沢です。

次回はぜひ、あいち創業館をじっくり見学しながら、公園散歩とセットでSTATION Aiをもっと楽しんでみたいと思います。

 

◆地図

〒466-0064 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2−32

STATION Ai公式サイト:https://stationai.co.jp/

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