25年越しの再会と進化:名城大学100周年記念「LIONS ARENA」完成記念FESTA訪問記(名古屋市天白区の旅:2026-03-14)
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名城大学 天白キャンパス(名古屋市天白区)
25年という月日は、景色をどれほど変えるものなのでしょうか。
かつて学園祭の喧騒に身を置き、あるいは模試監督として緊張感漂う教室を歩いた名城大学・天白キャンパス。私にとってのその場所は、四半世紀前の記憶の中にカプセル化されたままでした。しかし、2026年3月14日。開学100周年を記念して新たに産声を上げた「LIONS ARENA(ライオンズアリーナ)」の完成記念FESTAという絶好の機会に恵まれ、再びその地を踏むことになりました。
今回は、四半世紀の時を超えて目撃した、名城大学の圧倒的な進化と新たなランドマークの魅力を余すことなくお届けします。
25年ぶりの「塩釜口」から正門へ
旅の始まりは、名古屋市営地下鉄鶴舞線の「塩釜口駅」です。
隣の八事駅には仕事や私用で頻繁に足を運んでいましたが、塩釜口で下車するのは実に25年ぶり。改札を抜けた瞬間に広がる駅前の風景は、どこか懐かしくも、行き交う学生たちのエネルギーによってアップデートされているように感じられました。
大学へと続く道を歩きながら、かつての記憶を呼び起こします。「ここを曲がれば正門だったはず……」そんな確信を持って歩みを進めると、大学の手前にあるローソンを通過したあたりで、記憶にはない壮麗な建物が目に飛び込んできました。
「校友会館」:知の継承とノーベル賞の重み
正門の手前、道路に面して鎮座するのは「校友会館」。 かつてここには食堂や書店があったはずです。しかし、現在の姿は当時の面影を一切感じさせない、スタイリッシュな交流拠点へと変貌を遂げていました。
学内飲食の新たなスタンダード
1階を覗くと、一般の人も気軽に利用できる飲食店が2店舗出店していました。学生だけでなく地域住民にも開かれたその雰囲気は、大学が街の一部として溶け込んでいる証左でもあります。
4階:ノーベル賞記念展示室
4階へ上がると、そこには名城大学が世界に誇る「知」の結晶が詰まっていました。「ノーベル賞記念展示室」です。
名城大学には、世界を変えた3名の偉大な教授が在籍しています。
展示室では、これらの発明がいかにして世界を塗り替えたのか、その研究の軌跡が詳しく解説されていました。名古屋大学にも同様の施設がありますが、ここ名城大学でも、その偉業を後世に伝える場がこれほど立派に整備されたことに、一学徒のような誇らしさを覚えずにはいられませんでした。
圧倒的な存在感「LIONS ARENA」
校友会館を後にし、いよいよ正門へ。そこで左手に現れたのが、本日のメインイベントの舞台、「LIONS ARENA」です。
100周年記念事業の象徴とも言えるこのアリーナは、まずその外観のボリューム感に圧倒されます。しかし、単に巨大な建物が建っているわけではありません。校友会館からアリーナへと続くエリアは、広々としたオープンスペースとなっており、誰でもゆっくりとくつろげる空間がデザインされています。この「居心地の良さ」こそが、新しいキャンパスのキーワードなのでしょう。
躍動するハンドボールの交流戦
アリーナ内部に足を踏み入れると、その広大さに再び言葉を失いました。 この日は、名城大学ハンドボール部「Lions」と大阪体育大学による交流戦が開催されており、会場内は多くの観客の熱気で包まれていました。
驚くべきは、ハンドボールのフルコートで試合が行われているにもかかわらず、周辺にはまだまだ余裕のあるフリースペースが広がっていたことです。
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4階からの眺望: 4階のギャラリーに上がると、3階で行われている激しい試合の様子を一望でき、スポーツ観戦施設としての質の高さが伺えました。
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1階の賑わい: 1階では子ども向けの体験イベントが開催されており、地域の子どもたちが楽しそうに駆け回る姿が印象的でした。
アリーナの外にはキッチンカーが並び、食欲をそそる香りが漂います。新設されたばかりの施設で、スポーツと食、そして地域の交流が混ざり合う光景は、まさに「FESTA」の名にふさわしいものでした。
キャンパスツアーで知る「タワー75」の真実
続いて、現役学生のガイドによるキャンパスツアーに参加しました。
ここで向かったのは、名城大学のシンボルとも言える「タワー75」です。
この「75」という数字。25年前の私は「75階建てなのか?」と勘違いしそうになったものですが、正解は「高さ75メートル」。実際は15階建ての建物です。
15階「そらいろラウンジ」と絶景
エレベーターで一気に15階の展望室へ。そこには、名古屋の街並みから遠くの山々までを見渡せる大パノラマが広がっていました。
この階には「そらいろラウンジ」というレストランがあり、平日のランチタイム(祝日除く)には一般の人も利用できるそうです。この絶景を眺めながらの食事は、何物にも代えがたい贅沢でしょう。「次は平日の昼間に来てみよう」と心に決めました。
現代の学びを支える最先端施設
ツアーでは他にも驚きの連続でした。
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附属図書館: 25年前の記憶に残っていたのはこのあたりでしたが、内部はリノベーションされ、より機能的に進化していました。
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グローバルプラザ: 外国人講師と自由にコミュニケーションが取れるラウンジ。
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ものづくりスペース: 3Dプリンタが設置され、学生がアイデアをすぐに形にできる環境。
私が学生だった頃には想像もできなかったような、クリエイティブで開放的な学びの場がそこかしこに用意されていました。
変わる景色、変わらない学びの精神
キャンパスを一周し、帰路につく前に薬学部キャンパスの前も通ってみましたが、こちらもまた見違えるような最新の建物へと生まれ変わっていました。
今回の訪問で、私の記憶に残っていた名城大学の面影は、附属図書館と体育館のシルエットくらいしかありませんでした。しかし、それは決して寂しいことではなく、むしろ大学が100周年という節目に向けて、止まることなく進化し続けてきた証拠でもあります。
「今の学生が、心底うらやましい」
それが、今回の訪問で何度も口にした正直な感想です。 最先端の設備、ノーベル賞受賞者を輩出する研究環境、そして地域に開かれた居心地の良いアリーナ。ここで学ぶ学生たちが、この素晴らしい環境を最大限に活用し、次の100年を創っていくのだと思うと、胸が熱くなります。
25年ぶりの塩釜口、そして名城大学。 そこには、過去の思い出を大切にしつつも、未来へと力強く突き進む大学の誇り高い姿がありました。
地図
〒468-0073 愛知県名古屋市天白区塩釜口1丁目501








































