小田原城・小田原城址公園をぶらり旅(前編:二の丸) ( 神奈川県小田原市の旅 : 2023-12-22 )

小田原城をぶらり旅(前編:二の丸)(神奈川県小田原市)

 

 

今回のおさんぽ旅は、新幹線ひかりで、名古屋から一駅目。

人生初、神奈川県小田原市に行ってきました。

小田原駅・お城通りについては前回のブログ記事でアップしました。

小田原駅・お城通りをぶらり旅 ( 神奈川県小田原市の旅 : 2023-12-22 )

今回は、いよいよ小田原城に攻め込みます(笑)

 

小田原城

小田原城とは

小田原城の前身は、室町時代に西相模一帯を支配していた大森氏が、現在の県立小田原高等学校付近の高台(八幡山)に築いた山城でした。城の規模や築城年は明らかになっていませんが、15世紀の中頃に造られたのではないかと考えられています。

15世紀末、伊勢宗瑞(後の北条早雲)が小田原に進出し、以後、北条氏が5代約100年にわたって関東での勢力を拡大していきました。小田原城は、関東支配の中心拠点として整備拡張され、豊臣秀吉の来攻に備え城下を囲む総延長9kmに及ぶ総構の出現に至ってその規模は最大に達しました。

しかし、天正18年(1590)、石垣山一夜城の築城をはじめとする秀吉の小田原攻めにより北条氏は滅亡し、戦国時代が終焉を迎えました。

北条氏滅亡後、徳川家康に従って小田原攻めに参戦した大久保氏が城主となり、城は近世城郭の姿に改修されました。その後、大久保氏の改易にあたり、城は破却されましたが、稲葉氏の入城の際に再整備され、城の姿は一新されました。

貞享3年(1686)に再び大久保氏が城主となり、小田原城は東海道で箱根の関所を控えた関東地方の防御の要として幕末に至りました。

小田原城は、明治3年(1870)に廃城となり、明治5年までに城内の多くの建物は解体されました。
後に、小田原・足柄県庁・神奈川県支庁の所在地となり、さらに明治34年には、二の丸に御用邸が建てられました。しかし、大正12年(1923)9月の関東大震災により御用邸のほか石垣もほぼ全壊し、江戸時代の姿は失われてしまいました。

その後、昭和9年(1934)に隅櫓が再建され、昭和35年(1960)5月には廃城以来90年ぶりに市民待望の天守閣が復興されました。続いて昭和46年(1971)3月に常盤木門が、平成9年10月に銅門、平成21年3月には馬出門が完成しました。小田原城は、昭和13年(1938)8月に二の丸・三の丸の一部が、昭和34年(1959)5月に本丸と二の丸の残り全部が国の史跡に指定されています。

(引用元:小田原市公式サイトより)

 

小田原城正規登城ルートはここからスタート

いざ出発!

 

 

馬出門

馬出門は、二の丸正面に位置する門で、馬出門、内冠木門と土塀で周囲を囲む枡形門の構造を持ちます。
馬屋曲輪へ通ずることからこの名が付いたとみられます(平成21年復元)。

 

 

内冠木門

 

馬屋曲輪

馬屋曲輪にはかつて、大腰掛や馬屋、二重隅櫓などの建物があり、曲輪(お城の区切られた敷地)の外周は土塀と石垣で覆われていました。
また、内側は馬出門から大腰掛、馬屋、中仕切門と板塀が巡らされていました。

 

馬屋曲輪は、小田原城の中でも、特に気に入ったエリアでした。

馬出門を抜け、視界が開けて現れる馬屋曲輪は、とても壮大。

大きな木々がそびえ、二重櫓跡からみえる三の丸側(三の丸小学校)の景色は雄大で、それでいて、次に攻めこむことができる”銅門”(あかがねもん)を俯瞰して眺めることができるからです。

 

海沿いに植えられた防風林のように壮大な木々。

 

二の丸観光案内所

大正時代を思い起こさせるおしゃれな建物。

トイレを利用させていただきました。

 

三の丸小学校

堀を挟んで三の丸側に白壁、瓦葺の武家屋敷を思わせる建屋がありました。

帰りに調べてみたら、なんと小学校(三の丸小学校)の校舎だったんですね!

恐ろしい部屋の数ですが・・・学生何人いるのだろう?

 

 

二重櫓跡

 

二重櫓跡から馬出門側の景色(めがね橋)

 

東側には、大きな建屋(小田原三の丸ホール)

二重櫓跡からの景色だけでも十分楽しめましたよ。

 

 

次は、”銅門”(あかがねもん)へ。

 

銅門(あかがねもん)

馬屋曲輪(うまやくるわ)から二の丸に通じる位置にあり、二の丸の正門にあたります。渡櫓門(わたりやぐらもん)、内仕切門(うちじきりもん)と土塀で周囲を囲む枡形門(ますがたもん)の構造を持ちます。渡櫓門にはその名の由来となった銅板の装飾が映えます。

 

非常に美しい。

 

 

二の丸

小田原城NINJA館(歴史見聞館)という戦国時代の北条氏を陰で支えたと言われる風魔忍者をモチーフに据え、忍者の存在が学べ、新鮮な体験・体感ができる展示施設がありましたが、限られた時間内での旅行のため、今回は見送らせてもらいました。

 

小田原城の本丸・天守閣は、後編のブログ記事にて紹介します。

しばしお待ちを。

 

地図・アクセス

〒250-0014 神奈川県小田原市城内

小田原駅から徒歩15分(馬出門側)

 

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