文学のまち小田原・小田原文学館(前編:本館)をぶらり散歩 ( 神奈川県小田原市の旅 : 2023-12-22 )
文学のまち小田原・小田原文学館をぶらり散歩
小田原旅の続き。
小田原城、御幸の浜海外と歩き、今回は、小田原文学館に訪れました。
小田原文学館
小田原文学館とは
明治から昭和にかけて小田原では、近代文学の先駆者とされる北村透谷、幻想的な私小説を手掛けた牧野信一、芥川賞作家で文化勲章を受章した尾崎一雄、女性をテーマにした私小説で人気を博した川崎長太郎、戦後の女性論で著名な北原武夫、民衆詩派詩人の福田正夫や井上康文など、多くの文学者が輩出しました。
また、詩人の北原白秋をはじめ、無頼派の坂口安吾、詩人の三好達治、脚本家の岸田國士・北條秀司など、交通の便のよさや温暖な気候に惹かれて来住した文学者も少なくありません。
小田原文学館では、小田原市立図書館が開館以来、長年にわたり小が収集してきた自筆原稿や遺品等により、これら小田原出身やゆかりの文学者たちの生涯や事績等をご紹介します。(引用元:小田原市公式サイトより)
小田原は文学のまちなんですね。文学には疎い私ですが、逆に興味をそそられる。
地図で文学館の存在を知り、急遽訪れることにしました。
小田原西海子(さいかち)と呼ばれるこの辺りには、明治以降に北原白秋や谷崎潤一郎ら多くの文学者たちが移り住んでいたそうです。
今回私が訪れる小田原文学館は、小田原出身および小田原にゆかりのある文学者に関する資料を一般公開している施設になります。
展示資料は撮影禁止でしたが、直筆原稿や当時の作品掲載誌など貴重な作品を閲覧することができました。
文学館の施設内には、本館と離れの建屋があります。
今回は、本館の様子を中心にご紹介します。
小田原駅から南西に徒歩25分ほど離れた静かな住宅街にありました。
北村透谷顕彰碑
文学館本館(登録有形文化財 旧田中光顕別邸)
文学館本館 展示内容
1階第1・第2展示室では、北村透谷・尾崎一雄・川崎長太郎、2階第3展示室(東側)では、牧野信一・北原武夫・藪田義雄・福田正夫ら小田原出身の文学者の資料を展示しています。2階第4展示室(西側)では、谷崎潤一郎、三好達治、北條秀司ら小田原西海子周辺に居住して執筆活動を行った小田原ゆかりの文学者の資料を展示しています。
※常設展の内容は順次更新しています。
本館と別館の建物は国の登録有形文化財に登録されています。(引用元:小田原市公式サイトより)
展示室は撮影禁止。展示内容も素晴らしいのですが、それに負けないほど高揚させたのは、休憩エリアからみえる素敵な庭園・景色。
しばらくボーとしていたら、30分前まで海岸ではしゃぎすぎて疲れ切った足をゆっくり休めることができました。
散歩を好んでいた北原白秋もこの景色を眺めていたのかなぁ。
文学館の他の施設:白秋童謡館・尾崎一雄邸書斎については別記事でアップする予定です。
しばしお待ちを。
地図・アクセス
〒250-0013 神奈川県小田原市南町2丁目3−4
小田原駅から徒歩25分ほど