日本モンキーセンター休園前最後の訪問記〜霊長類たちの豊かな世界と愛おしい日常(愛知県犬山市の旅 : 2026-10-12)
日本モンキーセンター(愛知県犬山市)
休園直前に駆けつけた愛知県犬山市の霊長類聖地
2026年10月12日、本日おでかけしたのは愛知県犬山市にある日本モンキーセンターです。大規模リニューアルに伴い、2026年10月19日(月)から当面の間、全園休園に入ることが発表されています。休園前にどうしてももう一度、あの愛くるしくも深い表情を見せるサルたちに会いに行きたく、足を運ぶことにしました。
実は、私がこの歴史ある霊長類専門の博物館・動物園を初めて訪れたのは、2026年5月2日のことです。地元が愛知県ではなかったこともあり、それまでは訪れる機会がなかったのですが、前回の訪問で多種多様なサルたちの高度な社会性、豊かな表情、そして人間そっくりの仕草に触れ、胸が熱くなるほどの深い感動を覚えました。
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日本モンキーセンター探訪記【後編】〜南側エリアに広がる、人間味あふれるサルの世界〜(愛知県犬山市の旅 : 2026-05-02)
休園前の最後の3連休、そして気持ちの良い晴天に恵まれたこともあり、園内は前回訪問時の倍以上と思われる多くのお客さんでにぎわっていました。私のようにカメラを片手にサルたちの表情を真剣に追いかける写真好きの方々はもちろんのこと、小さなお子様を連れたファミリー、仲良く散策を楽しむご年配のご夫婦まで、本当に幅広い世代の人々が訪れており、誰もがこの場所とのしばしの別れを惜しむかのように温かい視線を送っていました。
静かに佇むバーバリーマカクたちとの愛おしい再会
園内に足を踏み入れ、まず私がまっ先に向かったのは、大好きなバーバリーマカクたちが暮らすエリアです。あまりにも人間味に溢れた表情を見せ、どこか切なさと深い哀愁のようなものを漂わせる彼らに、私は前回の訪問ですっかり心を奪われてしまいました。
今回も無事に、再会することができました。この日に目にした彼らの姿は、以前見た賑やかな姿とはまた異なり、非常に落ち着いた静かな時間が流れていました。
一匹はただじっとその場で佇んでおり、その独特の存在感が周囲の空気を優しく包み込んでいました。一方の隣のバーバリーマカクは、足を窓にこすりつけるようにしてこちらの様子を見つつも、やはり静かに佇んでいました。
窓ガラス越しにこちらの視線を捉えながらも、決して取り乱すことなく静寂を保つその仕草と眼差し。人間そっくりの仕草でありながら、野性味と深い落ち着きを併せ持つ彼らの姿に、今回も本当に感動させられました。心の中で「やっぱり好きだわ」とつぶやかずにはいらない、とても愛おしい時間でした。
微笑みが止まらない南米館の室内施設と小さな仲間たち
続いて足を運んだのは、私のお気に入りスポットの一つである「南米館の室内施設」です。ここでは、南米のジャングルや森林に暮らす、体のごく小さなマーモセットやタマリンの仲間たちが活発に過ごしています。
クロミミマーモセットやコモンマーモセットをはじめとする小さなサルたちが、ガラス越しに自分の全身をいっぱいに使ってアピールしてくれる姿を目にすることができ、見ていて思わず笑みがこぼれました。素早い動きで木々を渡り歩き、ふと立ち止まってはこちらをじっと見つめてくるつぶらな瞳や、ちいさな手足で器用に身のこなしを変える姿は、どれだけ眺めていても見飽きることがありません。室内施設ならではの距離感の近さもあり、彼らの生々しい吐息や軽快な動きを間近で体感できる素晴らしい空間です。
魅力あふれる展示エリアを巡る贅沢な時間
日本モンキーセンターの魅力は、特定のエリアだけにとどまりません。広大な園内には、それぞれの種が持つ本来の生態や能力を存分に発揮できるよう工夫された展示が目白押しです。
「リスザルの島」では、水に囲まれた環境の中でリスザルたちが自由に樹上を駆け回り、伸び伸びと暮らす様子を観察できます。
「ヒヒの城」では、立体的な岩場構造の中でヒヒたちがダイナミックに行動する姿や、群れの中での複雑な社会模様を観察することができ、その迫力に圧倒されます。
そして、ワオキツネザルたちが暮らす「Waoランド(ワオランド)」では、特徴的な白黒の縞模様の尾を揺らしながら歩く姿や、太陽の光を浴びて両手を広げる独特のポーズなど、彼らならではの個性を存分に楽しむことができました。
挙げ始めればキリがないほど見どころが満載で、一つひとつの展示場で足が止まってしまいます。気づけば2時間半以上もの間、ほぼ休憩をとることも忘れて夢中で園内を巡っていました。
さらなる高みへ!リニューアルオープンという未来へ向けて
今回の訪問は、全園休園という大きな節目を前にした最後の機会となりました。多種多様なサルたちが魅せる豊かな表情、仲間同士で紡ぎ出すドラマ、そして人間とサルのつながりを深く考えさせてくれる展示の数々は、私にとってかけがえのない記憶として残りました。
今回の休園は、今後の施設整備に伴いおおむね3から4年程度という長期的な期間が予定されています。一見すると寂しく思える長い休業期間ですが、その裏には「世界一サルを幸せにする動物園」という極めて熱いテーマと大きな挑戦が掲げられています。約70年という非常に歴史ある施設だからこそ、老朽化した環境を根本から見直し、サルたちにとって心身ともに最高の環境を整えるための前向きな決断なのです。
再開される未来には、今まで以上にサルたちが生き生きと過ごし、私たちが驚きと感動を体験できる新しい魅力にあふれた展示が待っているはずです。半世紀以上の歩みを紡いできた日本モンキーセンターが、さらに進化して素晴らしい施設へと生まれ変わる姿を想像するだけで、期待と胸の高鳴りを抑えきれません。
サルたちがより幸せに暮らせる空間となり、私たちが再び笑顔で彼らと再会できるその日を心から信じて待っています。リニューアルオープンを果たした暁には、必ずや真っ先に駆けつけ、さらに魅力的になった空間で彼らと温かい時間を共有したいと思います。素晴らしい体験と感動をくれたサルたちと、日々熱い情熱を持って支えているスタッフの皆様に心からの感謝を贈るとともに、新しい時代の幕開けを心から楽しみに待っています!
地図:日本モンキーセンター
データ
所在地:〒484-0081 愛知県犬山市犬山官林26
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