於大まつり(前編):歴史と自然が調和する於大公園で姫隊の演舞に魅せられて(愛知県東浦町の旅 : 2026-04-18)
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於大まつり(於大公園・あいち戦国姫隊)
2026年4月18日。暦が刻むリズムに合わせるように、再びこの地へと足が向きました。訪れたのは、愛知県知多郡東浦町。目的は、この時期の恒例行事である「於大まつり」です。
私にとって東浦町への訪問は、2022年に初めてこの地を歩いて以来、今回で4度目(あいち健康の森公園も一部東浦町ではありますが、大府市カテゴリーとしてカウントしており、除いております)。
前回の「於大まつり」からは実に4年の歳月が流れていました。4年前と同じく、歴史の息吹と豊かな自然が溶け合う公園の空気を吸い込み、そしてこれまた4年ぶりに「PRINCESS SAMURAI of JAPAN あいち戦国姫隊」の演舞を心に刻むための旅です。
旅の始まり:緒川駅から歴史の跡を辿る
今回の旅のスタート地点は、JR武豊線・緒川駅。
この駅の最大の利便性は、なんといっても大型商業施設である「イオンモール東浦」に直結している点でしょう。
しかし、今回の目的地である「於大公園」は、その賑わいとはちょうど逆方向、南西の方向へと足を進めることになります。
駅から歩き始めてすぐ、この町の歴史の深さを象徴する場所に差し掛かります。
徳川家康の生母、於大の方ゆかりの「緒川城跡」
於大公園へ向かう道すがら、立ち寄らずにはいられないのが「緒川城跡」です。
ここは徳川家康の生母である於大の方が生まれ育った場所として知られています。
緒川城の歴史的背景 緒川城は、水野忠政(於大の方の父)の時代に最も栄えたと言われています。後に天下人となる徳川家康を産むことになる於大の方が、幼少期を過ごし、その人格を形成した場所。まさに「於大まつり」という冠を掲げた日に訪れるには、これ以上ないほどふさわしい場所と言えるでしょう。
城跡の石碑を眺めると、何百年も前にこの地を歩いていたであろう人々の営みに思いを馳せずにはいられません。歴史の重層を感じながら、さらに西へと5分ほど歩を進めると、目的の「於大公園」が見えてきました。
活気あふれる於大公園と、ステージの熱狂
午前10時頃に公園に到着すると、そこにはすでに活気あふれる光景が広がっていました。色とりどりのテントが並び、家族連れや元気に駆け回る子供たちの声が響き渡っています。東浦町の象徴ともいえるこの公園が、一年で最も輝く日の一つであることを実感しました。
公園散策の前に、まずはメインイベントの一つである「於大城本丸ステージ」へと向かいました。そこでは、地域の歴史を盛り上げる武将隊や姫隊によるステージが繰り広げられます。
観覧したステージ演目
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刈谷城盛上げ隊
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PRINCESS SAMURAI of JAPAN あいち戦国姫隊
5年以上ぶりにお会いした方々とご一緒させていただき、ステージがはじまりました。
あいち戦国姫隊:再会と「一期一会」の調べ
今回、ステージに登場された姫様方は、以下の三名。
吉乃様(下写真中央)
於大の方(下写真右手)
茶々様(下写真左手)
かつて、毎月のように応援(援軍)に駆けつけていた日々がありました。その演舞を再び目の当たりにし、当時の記憶が鮮明に蘇ると同時に、今の自分の状況と重なり、言葉にできない感慨が押し寄せてきました。
楽曲「一期一会」が心に灯すもの
特に印象に残ったのは、「一期一会」という楽曲です。 この曲は、いつか必ず訪れる「別れ」を見据えながらも、だからこそ「今、この瞬間」を大切に生きるという姫たちの決意が込められています。
急ぐことなく、一歩ずつ地面を踏みしめるような緩やかなテンポと、人生の出会いを一つひとつ味わい、儚さを受け入れながらも前を向く強さが非常に印象に残る名曲です。
ここ数年、私の環境は劇的に変化しました。以前のように姫隊の応援をしていた頃を経て、両親の介護、そして避けられない死別。大切だった実家も取り壊し、物理的な「帰る場所」を失いました。
心の中にぽっかりと空いた穴を埋めるかのように旅を続けてきた私にとって、「いつか離れるからこそ、今を大切にする」というフレーズは、あまりにも深く、優しく響きました。旅先で出会う景色や人々との一瞬の交差も、また「一期一会」。その素晴らしさを、改めてこの曲に教えてもらった気がします。
三者三様の魅力
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於大の方:この日の主役ということもあってか、非常にチャーミングな姿を見せてくれました。ラスト曲「あいらぶあいち」の決めポーズに間に合わないというプチハプニングがあっても、遅れても一生懸命間に合わせようとするお茶目な姿や、止まらないトーク。彼女の明るさが、まつりの雰囲気を一層華やかにしていました。
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吉乃様:2014年8月3日、星ヶ丘テラスの打ち水イベントで初めてお話しした時のことが思い出されます。あれから10年以上の月日が流れても、変わらず愛知・名古屋のために尽力されているお姿には、深い敬意を表さずにはいられません。
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茶々様:今回初めてその演舞を拝見しましたが、その立ち振る舞いには驚かされました。一つ一つの所作が非常に丁寧で、舞台の上でどっしりと構えた安定感。豊かな経験に裏打ちされた表現力は、姫隊のステージにさらなる厚みを与えていました。
リニューアルした於大公園を巡る
感動のステージを後にし、午後の姫隊の演舞までの時間を使って公園内を一周することにしました。於大公園は常に進化を続けており、訪れるたびに新しい発見があります。
新しくなった広場と、変わらぬ癒やしのスポット
公園内では、ちょうどこの日にリニューアルオープンを迎えたエリアもありました。
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おもしろサイクル広場(リニューアル):ユニークな自転車が並び、子供たちが歓声を上げながら楽しんでいました。
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ふれあいファミリー広場(リニューアル):家族でゆったりと過ごせる工夫が凝らされており、公園全体のホスピタリティを感じます。
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桜見の丘:私のお気に入りスポットです。ここから見渡す公園の全景は、歴史と自然が調和していることを最も実感させてくれます。
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このはな館:落ち着いた雰囲気の中で、地域の自然や文化に触れることができる大切な拠点です。
美しく整備された道を歩きながら、移り変わる季節や時代の流れを静かに受け止める。そんな穏やかな時間が、公園全体を包み込んでいました。
次なる地、刈谷へ
東浦町での「於大まつり」の時間は、心身ともに満たされる素晴らしいものでした。歴史に触れ、演舞に心を揺さぶられ、自然の中を歩く。旅の醍醐味が凝縮されたような半日間。
しかし、この日の旅はまだ終わりではありません。 午後のイベントまでの空き時間を利用して、ここから徒歩で次なる目的地、刈谷市へと向かうことにしました。かつて緒川城の水野氏と縁の深かった刈谷。その道中でも、また新たな「一期一会」が待っていることでしょう。
刈谷での出来事については、また後日のブログ記事にて詳しくご紹介したいと思います。
地図:於大公園
データ
所在地:〒470-2102 愛知県知多郡東浦町緒川沙弥田2−1























































