名古屋大学 東山キャンパス「ComoNe(コモネ)」:未来と地域が交差する、新しき憩いの場 (名古屋市千種区の旅 : 2026-05-03)
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名古屋大学 東山キャンパス「ComoNe(コモネ)」(名古屋市千種区)
かつて訪れた場所が、時間を経てまったく新しい姿へと生まれ変わっている。そんな変化を目の当たりにする瞬間は、旅の大きな醍醐味の一つです。
思い返せば、私が名古屋大学の東山キャンパスを訪れた際、ある一画で大きな工事が行われていました。「一体ここには何ができるのだろう」と、白い工事フェンスを眺めながら期待を膨らませていたことを今でも鮮明に覚えています。それから時が流れ、2026年5月3日。あの時、未来の姿を隠していたフェンスは取り払われ、ついに新しい施設が完成したという噂を耳にしました。期待に胸を膨らませ、私は再び名古屋大学へと足を運びました。
今回の目的は、新しく開業を迎えた「Common Nexus(コモンネクサス)」、通称「ComoNe(コモネ)」です。
名古屋大学 東山キャンパスをぶらり散策(前編) : 豊田講堂 / 名古屋大学博物館 ( 名古屋市千種区の旅 : 2025-02-20 )
駅直結で誰もが主役になれる「共創施設」
名古屋市営地下鉄名城線の「名古屋大学駅」を降りて地上へ向かうと、そこには驚くほど洗練された空間が広がっていました。なんと、この「ComoNe」は駅に直結。大学の施設でありながら、キャンパスの奥深くへ迷い込むことなく、初めて訪れる人でも迷わずアクセスできる抜群の利便性を誇っています。
この「ComoNe」という施設は、ただの大学の校舎や研究棟ではありません。学生や最先端の研究者はもちろんのこと、近隣に住む地域住民、未来を担う子どもたち、 tenderそして新たなイノベーションを模索する企業関係者など、「誰もが自由に利用できる新しい共創施設」として誕生しました。大学という「知の拠点」を活かしながら、社会全体に開かれた非常に画期的な場所なのです。
そんな魅力にあふれる空間を体感しようと意気揚々と足を運んだ私ですが、ここで旅には付きものの、ちょっとした計画の狂いが生じました。訪れたのはゴールデンウィーク真っただ中の日曜日。なんと、楽しみにしていた館内は「休館日」だったのです。
本来であれば、開館日には心地よいオープンスペースが広がり、訪れた人々が自由に本を読んだり、自習に励んだり、あるいは館内で開催されるイベントを眺めたりして過ごせるはずでした。さらに、大学の研究成果を難しい論文としてではなく、実際に見たり触れたりしながら楽しめる工夫も凝らされているそうです。日によっては、最先端の研究展示や五感を刺激するアート展示、子ども向けの体験型ワークショップ、さらには専門家と気軽に語り合えるサイエンスカフェなどが目白押しとのことで、知的好奇心を刺激するコンテンツが日常のすぐそばに用意されている、非常に魅力的な空間のはずでした。
しかし、普段は多くの人々で賑わうであろうガラス張りの館内は、この日はひっそりと静まり返っており、中の様子をうかがい知ることはできません。事前のリサーチ不足を少し反省しつつも、「これもまた、次回の楽しみができたということ」と気持ちを切り替えます。
空へと続く芝生広場:屋外に広がる「空中公園」
ただ、せっかくここまで来たのですから、手ぶらで帰るわけにはいきません。実はこの「ComoNe」には、休館日であってもその魅力を存分に味わえる、素晴らしいエリアが隠されていました。館内には入れずとも、建物の外周や屋外エリアはいつでもオープンに開かれているのです。
案内板に従って屋外へと足を一歩踏み入れると、そこには想像を超える開放的な光景が広がっていました。「ComoNe」の大きな特徴の一つが、建物の屋上部分をまるで街の公園のように一般開放している点です。
緩やかな傾斜を上がっていくと、そこは瑞々しい緑が広がる「空中公園」のような空間になっていました。美しく整備された芝生広場が広がり、要所要所にはデザイン性の高いベンチが絶妙な配置で設置されています。
キャンパスの賑わいから一歩離れ、空を近くに感じられるこの場所は、まさに都会のオアシス。心地よい芝生の上では、ただそこにいるだけで心が解きほぐされていくのを感じます。ベンチに腰を掛け、新しく生まれ変わった名古屋大学の景色を眺めていると、ここが学生のためだけの場所ではなく、地域の人々の日々の散歩コースや、子どもたちの遊び場、そして訪れる旅人の憩いの場として、すでに深くこの地に根付いていることが伝わってきました。地域の憩いの場として、これからも大いに活躍していきそうです。
次なる旅へのプロローグ
今回の訪問では、お目当てだった館内の活気や、研究・アートの展示に直接触れることは叶いませんでした。しかし、あの工事中だった場所が、これほどまでに美しく、そして地域に開かれた温かい空間へと進化を遂げた姿を見られただけでも、大きな収穫でした。
何よりも、休館日だからこそ静かに満喫できた、あの空中公園の心地よさは格別でした。風を感じながらベンチで過ごした静かな時間は、慌ただしい日常を忘れさせてくれる特別なひとときとなりました。
「次は平日の、イベントが開催されている日に合わせて来よう」 「あのガラスの向こう側で、どんな新しいアイデアが生まれているのかを覗いてみよう」
そんな未来の楽しみを胸に、私は名古屋大学の東山キャンパスを後にしました。「ComoNe」の本当の魅力をすべて解き明かすための旅は、どうやらまだ始まったばかりのようです。近いうちに必ず、今度は館内をじっくりと楽しむために、別日に再びこの場所を伺いたいと思います。
皆さんも名古屋を訪れた際は、ぜひこの新しく誕生した「知と憩いの交差点」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと、大学の新しいカタチと、心地よい空間に出会えるはずです。
地図:名古屋大学 東山キャンパス「ComoNe(コモネ)」
〒464-8601 愛知県名古屋市千種区不老町Common Nexus












