【竹生島】琵琶湖に浮かぶ神の住む島へ。長浜港からの快適な船旅と歴史ロマンを巡る旅(第1回) ( 滋賀県長浜市の旅 : 2026-04-25 )
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竹生島(滋賀県米原市)
はじめに
琵琶湖の北部に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)は、周囲約2kmほどの小さな島です。古くから「神の住む島」として崇められ、島全体が国の史跡・名勝に指定されています。島には宝厳寺と都久夫須麻神社が鎮座し、日本有数の信仰の島として知られています。 3年ほど前にこの島の存在を知ってから、いつか行こうと思っており、このタイミングでついに訪れることができました。訪問日は2026年4月25日。これから3回に分けてブログを作成しますが、今回はその1回目。旅のスタートから竹生島に上陸するまでの様子をお伝えします。
長浜駅からのスタートと乗船券購入のコツ
旅のスタート地点はJR長浜駅。
ここから竹生島へ向かう観光船が出る「長浜港」までは、徒歩で10分かからないほど近場に位置しています。駅からのアクセスが非常に良いのは嬉しいポイントです。 実は私は、以前(2024年8月24日)に長浜市内を訪れたことがありました。
その際に観光船乗り場の場所を一度訪れてしっかりと把握していたので、当日は道に迷うようなこともなく、非常にスムーズに到着。無事、午前中の早い便の乗船券をゲットすることができました。 乗船券は事前にインターネットで購入することも可能ですが、遠方からの移動だと電車の遅延等のリスクがどうしても気になります。今回はそうした不確定要素による時間変更をできるだけ避けたかったため、あえて事前予約はせず、当日券を窓口で購入することにしました。結果として予定通りに行動できて大正解でした。
琵琶湖汽船「べんてん」への乗船と港での混雑
今回乗船する運航会社は「琵琶湖汽船」です。以前、琵琶湖の南側を巡る「琵琶湖ミシガンクルーズ」でもお世話になった運航会社さんですね。その時の丁寧な対応が印象深かったので、今回も安心して利用できます。 乗船する船は「べんてん」という名前の船。長浜港を10:15に出発し、竹生島港には10:50に到着する予定です。乗船時間は約35分。そして、帰りの船は11:40に竹生島港を発車するスケジュールとなっています。
乗船開始まで少し時間があったため、観光船のりばの待合スペースで船が到着するまで休憩することにしました。朝早めの時間帯ということもあり、最初はそれほど乗船客は多くないのかなと思っていましたが、出発まで残り10分を切ったところから状況が一変。急に団体のお客さんが次々と訪れ、チケット売り場はあっという間に大行列になりました。
「べんてん」は200人は乗船できる大きめの船のため、満員で乗れないというほどではありませんでしたが、チケット購入や乗船の手続きにかかる時間を考えると、出発の20分前には港に到着しておいた方が確実で安心ですね。
快適な船内空間と車窓から望む大仏
いよいよ乗船の案内が流れ、出発の時を迎えました。 船内に入ると、座席の配置やフロアの構造がとても工夫されていることが分かります。1階には前フロアと後フロアの客室があり、さらに2階には屋内の客室と、遮るもののない屋外のオープンデッキの両方が備わっています。 基本席はすべて自由席となっているため、1階前フロアの最前列など特に人気のある席を除けば、航行中もそれぞれのフロアを自由に行き来して景色を楽しむことができます。あちこち動き回りながら景色を眺めていると、35分間の乗船時間も本当にあっという間に過ぎていきました。
出発してしばらくすると、船の進行方向左手に、ひときわ大きな大仏の姿が見えてきます。これは「長浜びわこ大仏」という名前の大仏様だそうです。湖の上から眺めるその姿はとても印象に残りました。次回また長浜市を訪れる機会があれば、ぜひとも近くまで行って拝観したいと思います。 なお、1階前フロアには観光案内用のテレビモニタが設置されています。行き(往路)の船内ではこれから向かう竹生島の見どころや歴史について、帰り(復路)の船内では長浜市内の観光名所について詳しく学ぶことができます。移動時間を利用して事前の知識を深めることができるため、この席は大変おすすめです。
穏やかな湖上クルーズと白い航跡
琵琶湖はもちろん海ではなく「湖」のため、大きな波が立つこともなく、船の揺れも終始非常に穏やかで快適でした。船に乗っているにもかかわらず、潮の香りがまったくしないというのも、琵琶湖ならではの不思議で新鮮な感覚です。 ただし、周囲に視界を遮る建物や山がないため、湖上を吹き抜ける風はかなり強めです。2階のオープンデッキに出る際などは、お気に入りの帽子や、写真を撮るための携帯電話をうっかり湖に落としてしまわないよう、手元には十分な注意が必要です。 ちなみに、この「べんてん」には、ミシガンのような大きな赤い車輪はついていません。ですが、船尾から白い航跡が幾筋も長く伸び、静かな琵琶湖の湖面に美しい波の模様を描いていく様子は素晴らしく、旅気分をより一層高めてくれました。
神秘の島、竹生島へいよいよ上陸
やがて広大な琵琶湖の真ん中に、こんもりと深い緑に覆われた美しい島影が大きく見えてきます。いよいよ目的地である竹生島に到着です。 竹生島港に近づくにつれて見えてくる島の様子は、まさに新緑にすっぽりと包み込まれたひとつの丘のよう。その深い緑の合間から、鮮やかな朱塗りの建物や鳥居が顔をのぞかせていました。
ごつごつとした岩肌に寄り添うようにして精巧に積まれた石垣も姿を現し、長い年月を重ねてきた場所ならではの風格と、厳かな歴史の重みがこちらまでひしひしと伝わってきます。
竹生島が紡ぐ悠久の歴史ロマン
ここで少し歴史のお話を。琵琶湖の北部に浮かぶ竹生島は、冒頭でも触れた通り、古くから神が宿る島として大切にされてきました。724年、聖武天皇の勅願を受けた行基によって宝厳寺が開かれ、弁才天を祀る場所として多くの信仰を集めます。都久夫須麻神社も建立され、朝廷や武家の厚い崇敬を受けながら歴史を重ねてきました。
戦国時代になると、湖北を治めた浅井長政をはじめ浅井家の人々も竹生島を篤く信仰し、戦勝や領国安泰を祈願したと伝えられています。しかし、1573年に織田信長によって浅井家が滅亡すると、周辺は戦乱に巻き込まれ、多くの寺社が荒廃しました。 その後、天下統一を進めた豊臣秀吉は竹生島の復興に力を注ぎます。現在、国宝に指定されている宝厳寺唐門は、秀吉が築いた伏見城の極楽門を移築したものと伝えられています。また、都久夫須麻神社本殿も伏見城の一部を移したとされ、桃山文化の華やかな意匠を今に伝えています。 さらに織田信長も竹生島を重要な場所として保護したとされ、戦国武将たちの信仰を集め続けました。聖武天皇の時代から戦国武将、そして現代へと人々の祈りと文化が息づいています。
参拝後の楽しみ。港周辺の美食とお土産店
竹生島港から、拝観料が必要な有料エリアである宝厳寺エリアまでには、「Cafe&shop ここや」というカフェと、「野坂みやげ店」という飲食ができるお土産屋さんがあり、竹生島を参拝したあと、旅の余韻を楽しむことができます。
私も参拝の帰りに利用させてもらいました。
「Cafe&shop ここや」では、名物の近江牛の旨みがたっぷり詰まった「近江牛まん」。
「野坂みやげ店」では、味がよく染みた「滋賀おでん」。どちらも大変おいしかったです。
竹生島の上陸時間は90分間ですが、島をゆっくりめぐっても1時間程度のため、帰りの船が到着するまでのひとときにぜひともご利用ください。
ではいよいよ拝観料を支払い、宝厳寺の境内へ。これについては、次のブログにて紹介します。
地図:竹生島 宝厳寺
〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町1664−1

















































