南禅寺参道 菊水|旅の締めくくりに出会った至福のカレーと美しい庭園 (京都府京都市の旅 : 2026-05-07)
南禅寺参道 菊水(京都府京都市)
2026年5月7日、初夏の光に包まれた京都散策。朝から南禅寺の雄大な境内に圧倒され、続いて訪れた永観堂では瑞々しい青もみじと立体的な景観美に心を洗われました。
京都の素晴らしい歴史と自然を全身で堪能し、この日の旅の締めくくりとして立ち寄ったのが、南禅寺参道沿いに佇む料理旅館「南禅寺参道 菊水(きくすい)」です。
青もみじと春紅葉を仰ぐ特等席:2階窓から広がる贅沢な空間
お店に到着したのは14時20分頃でした。お昼時を過ぎていたため、すでにランチタイムは終了しているかもしれないと諦めかけていましたが、ありがたいことにレイトランチメニューが提供されており、無事に入店することができました。
案内していただいたのは、2階の開放的な客席です。大きなガラス窓に面した席からは、眩しいほどの青もみじと、初夏の緑の中にふわりと混ざり合う鮮やかな春紅葉(はるもみじ)が広がっていました。
南禅寺と永観堂で歩いた道のりを振り返りながら、美しい景色を独り占めするようにゆったりと過ごす時間は、まさに旅の最後にふさわしい贅沢そのものでした。
感動の一皿との出会い:「彩り野菜と飛騨牛のカレー」
今回いただいたのは、レイトランチとして用意されていた「彩り野菜と飛騨牛のカレー」です。
運ばれてきたお皿は、丁寧に下ごしらえされた彩り豊かな焼き野菜がたっぷり添えられ、見た目にも非常に華やかな一皿でした。香ばしく焼き上げられた野菜は、一口噛みしめるごとに素材本来の甘みと旨味がしっかりと広がります。
そして主役である飛騨牛は、じっくりと煮込まれて驚くほど柔らかく、スプーンを入れると口の中でほろりとほどけていきます。肉の旨味が溶け込んだコク深いカレーのルーとの相性も抜群で、1日中歩き回った体に心地よく染み渡っていきました。
これまで全国各地で数多くのカレーライスを食べてきましたが、この日いただいたカレーは、間違いなく「人生最高のカレーライス」の一つと言えます。
単に料理としての完成度が高いだけでなく、南禅寺や永観堂で素晴らしい景色に出会った直後という特別なシチュエーションや高揚感が重なったこともあり、忘れられない感動的な味わいとなりました。
高級旅館の品格を感じる美しい庭園と極上のおもてなし
食後には、歴史ある料理旅館としても広く知られる菊水の自慢の庭園を見学させていただきました。
隅々まで手入れの行き届いた近代日本庭園は、静寂と落ち着いた雰囲気に包まれており、京都の名店らしい確かな品格と歴史を感じさせてくれます。池を配した庭園を歩いていると、先ほどまで眺めていた新緑がより一層身近に感じられました。
そして、この滞在の中で何より心に残ったのが、スタッフの皆さまによる温かなおもてなしです。
どの方も丁寧で物腰が柔らかく、こちらの質問やちょっとしたお願いに対しても親切かつ笑顔で対応してくださいました。名店や高級店にありがちな堅苦しさは一切なく、「訪れたお客様に最高の時間を過ごしてほしい」という真摯な思いが自然と伝わってきます。
美味しい料理、窓から望む絶景、趣ある庭園、そして心温まる接客。そのすべてにおいて完璧な満足感を与えてくれる素晴らしい空間でした。
今回は食事のみの利用となりましたが、次回はぜひ宿泊客として滞在し、朝から夜までの移ろいゆく時間をゆっくりと味わってみたいと強く思いました。京都・南禅寺エリアを訪れる方に、自信を持っておすすめしたい名店です。
南禅寺参道 菊水
所在地:〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町31番地
















