春日井市・ふれあい緑道散策旅!朝宮公園から三ツ又ふれあい公園を巡る新緑の道【前編】 (愛知県春日井市の旅 : 2026-05-23)
朝宮公園・三ツ又ふれあい公園(愛知県春日井市)
はじめに:八田川沿いに伸びる「ふれあい緑道」を目指して
梅雨が始まる前の5月23日、心地よい風が吹き抜ける絶好の散策日和に恵まれました。今回のお目当ては、愛知県春日井市にある「ふれあい緑道」です。この緑道は、朝宮公園から落合公園まで八田川沿いに美しく整備されたウォーキングコースで、全長は約3.8km、所要時間は徒歩で約55分ほどと、のんびり歩くにはちょうどよい距離の散策路として知られています。
今回の旅のルートは、まずJR春日井駅前からバスに乗って朝宮公園へと向かい、そこからスタートします。朝宮公園内をゆっくりと散策したのち、八田川沿いのふれあい緑道を東へと進み、中間地点にある三ツ又ふれあい公園に立ち寄ります。その後、再びふれあい緑道を歩いて、最終目的地である落合公園を目指すという計画です。
落合公園には2023年1月30日に訪れて以来、今回で3度目の訪問となりますが、スタート地点の朝宮公園と、途中に位置する三ツ又ふれあい公園を訪れるのは今回が初めてとなります。初めて歩く場所に胸を膨らませながら、充実した散策の旅が始まりました。なお、今回のブログは前編と後編の2回に分けてお届けします。前編では、春日井駅からの旅立ちから朝宮公園、そして三ツ又ふれあい公園までの道中の様子を詳しくご紹介していきたいと思います。
旅の始まり:意外な発見があるJR春日井駅
旅のスタート地点は、JR中央本線の春日井駅です。
「春日井」という市名を冠しており、春日井市役所の最寄り駅でもあるため、さぞかし多くの人々で賑わっている中心的な駅なのだろうと想像される方も多いかもしれません。しかし実は、1日の平均乗車人員を見ると、同じ市内にある高蔵寺駅や勝川駅のほうが利用者が多く、春日井駅は意外にも落ち着いた佇まいを見せています。正直なところ、私自身も過去に5回も降りたことがないほど、これまでは馴染みの薄い駅でした。
高蔵寺駅などのような駅前特有の圧倒的な賑やかさこそありませんが、駅前のバスターミナルは非常にきれいに整備されており、路線網も充実しています。ここから目的地である朝宮公園前行きのバスへと乗り込みました。ローカルな車窓の景色を眺めながらバスに揺られる時間は、これから始まる散策の旅への期待感をほどよく高めてくれます。しばらくして、目的の停留所である朝宮公園前に到着しました。
緑とスポーツが融合する広大な憩いの場「朝宮公園」
春日井市の西部に広大に広がる朝宮公園は、スポーツと豊かな自然の双方を同時に楽しむことができる、市を代表する総合運動公園です。公園の東側には八田川が流れ、西側には新木津用水が流れており、周囲は住宅地に囲まれていながらも、園内に一歩足を踏み入れるとどこかゆったりとした開放的な空気が漂っています。
この朝宮公園の歴史は古く、昭和49年度から本格的な整備が始まり、昭和62年3月に一度の完成を見ました。その後も市民のニーズに合わせて再整備が進められ、直近の2023年3月に現在の最新施設整備が完了したばかりだそうです。そのため、園内のどの施設も新しさと清潔感が感じられます。
園内を歩いてみると、本格的な陸上競技場をはじめ、多目的広場、野球場、テニスコートなどが整然と配置されており、まさに市民のスポーツ拠点として機能していることがよく分かります。特にテニスコートは、8面の砂入り人工芝コートが広がっているだけでなく、壁打ち専用のコートや夜間でもプレイできるナイター設備まで備わっており、充実した環境に驚かされました。
一方で、スポーツ施設だけでなく、子どもたちがのびのびと遊べるエリアも大変充実しています。遊具広場には、春日井市の特産品であるサボテンをモチーフにしたユニークで巨大な複合遊具がそびえ立っており、子どもたちの視線を釘付けにしています。さらに、水遊びができる噴水広場なども設けられており、家族連れが笑顔で過ごせる工夫があちこちに散りばめられていました。
初めて訪れた朝宮公園でしたが、本格的なスポーツ施設がある一方で、美しい庭園のような情緒あるエリアもあり、世代や目的を問わずあらゆる人々がそれぞれのお気に入りの時間を過ごせる素晴らしい公園だと実感しました。なかでも、朝宮公園から八田川の対岸へと続くふれあい緑道に架かる、鮮やかな赤い色の橋が周囲の新緑に美しく映えており、風情ある景色として特に深く印象に残りました。
新緑に包まれた癒やしの散策路「ふれあい緑道」を進む
朝宮公園を後にした私は、あの印象的な赤い橋を渡り、いよいよ今回のメインである「ふれあい緑道」へと足を進めました。ここから八田川の流れに沿って、約2km先にある三ツ又ふれあい公園を目指して歩いていきます。
このふれあい緑道は、基本的には閑静な住宅街の裏手を縫うようにして整備されている散策道です。そのため、車の騒音に悩まされることもなく、非常にひっそりとした落ち着いた雰囲気が保たれています。すれ違う人々も、熱心にウォーキングやジョギングを楽しまれている地域の方々か、あるいは市中心地の方へと自転車を走らせていく地元の若者くらいで、観光地のような混雑とは無縁の穏やかな時間が流れています。
特にお散歩コースとして素晴らしいと感じたのは、付近の一般的な道路と交差するポイントでの工夫です。緑道が道路を横切るところでは、散策者がわざわざ信号待ちをしたり車を気にしたりしなくて済むよう、道路の下をくぐる高架下の専用通路がしっかりと整備されています。これにより、歩行者は一度も足を止めることなく、安全かつマイペースにウォーキングを続けることができるのです。
頭上に広がる美しい新緑の木々を眺め、木漏れ日を浴びながら歩を進めていると、心地よい開放感とともに、この先に待つ風景へのワクワクした気持ちが自然と湧き上がってきました。川のせせらぎを聞きながらしばらく歩を進めていくと、前方に大きな吊り橋の姿が見えてきました。いよいよ、中間地点である三ツ又ふれあい公園に到着です。
伝統と自然が息づく「三ツ又ふれあい公園」の落ち着いた魅力
ふれあい緑道のほぼ中間に位置する三ツ又ふれあい公園は、春日井市東野町西にある、八田川沿いの豊かな自然環境を巧みに生かした緑あふれる公園です。敷地面積は約2万4,500㎡におよび、先ほど訪れた朝宮公園と、後編で訪れる予定の落合公園という2つの大きな公園を結ぶ重要な中継点としての役割を果たしています。
公園の入り口では、先ほど遠目に見えた立派な吊り橋「むつみ橋」が温かく迎えてくれます。この印象的な橋を渡って公園のメインエリアへと進んでいきます。橋のすぐそばには池が広がっており、時期が合えば古代植物として有名な「大賀ハス」の美しい姿を鑑賞することができます。この大賀ハスは、千葉県の縄文遺跡から発掘された約2000年前のハスの種を発芽させたという極めて貴重なもので、この公園にある株は、岐阜県羽島市で栽培されていたものから株分けされてこの地に移植されたという興味深い歴史を持っています。
さらに公園内でひときわ大きな存在感を放ち、訪れる人の目を引くのが、「フォリー柳とカエル」と呼ばれる大規模なモニュメント施設です。これは、平安時代の高名な書家であり、春日井市に生誕伝説がある小野道風の有名な逸話(柳に飛びつこうとするカエルの姿を見て努力の大切さを悟ったという物語)を表現したユニークな建物です。この建物の周囲にはローラー滑り台などの楽しい遊具も併設されており、遊び心満載の空間となっています。この日は散策する人もまばらで非常に静かでしたが、気候の涼しい時期には大勢の子供たちの歓声で賑やかになるそうです。
先ほどの朝宮公園のような圧倒的な広さや最新のスポーツ施設こそありませんが、どこかホッとするような落ち着いた佇まいはまさに「地域の公園」といった風情で、これはこれで非常に贅沢で魅力的な空間だと感じました。
前編の終わりに
春日井駅を出発し、緑豊かな朝宮公園の活気に触れ、静かなふれあい緑道を歩いて三ツ又ふれあい公園へと至るここまでの道のりは、日常の喧騒を忘れさせてくれる素晴らしいひとときとなりました。
次回の後編では、三ツ又ふれあい公園から再びふれあい緑道を東へと歩みを進め、いよいよ3度目の訪問となる最終目的地、落合公園へと向かいます。そこには一体どのような景色が待っているのでしょうか。どうぞ次回の記事も楽しみにお待ちください。
地図・アクセス
〒486-0846 愛知県春日井市朝宮町4丁目1−2


































