伝承の里ふるさと会館・イオン三好ショッピングセンター 散策旅:思いがけないハプニングと鶴駕苑で味わう癒やしの抹茶タイム(愛知県みよし市の旅 : 2026-09-20)
伝承の里ふるさと会館・イオン三好ショッピングセンター(愛知県みよし市)
名古屋市から豊田市へと向かう途中に位置する愛知県みよし市。お車で移動される方は「通ったことがある」「名前を知っている」という方も多いのではないでしょうか。しかし、普段は電車移動がメインの私にとって、みよし市はこれまでほとんど訪れる機会がないエリアでした。
「どんな街なんだろう?」という好奇心を胸に、2026年9月20日、秋の風が心地よくなり始めた日にみよし市を初めてじっくり散策してみることにしました。
一筋縄ではいかない予期せぬ出来事から始まり、最後には最高の癒やしが待っていた、みよし市初探索の前編をお届けします。
旅のスタートは赤池駅から 名鉄バスに揺られてみよし市へ
今回の散策旅のスタート地点は、愛知県日進市にある赤池駅です。 地下鉄鶴舞線と名鉄豊田線が乗り入れるこの駅の駅前からは、豊田市方面へと向かう名鉄バスが非常に多く発着しており、公共交通機関派の私にとっても大変利用しやすい利便性の高さが魅力です。
この赤池駅発の豊田市方面行きバスがなぜこんなに本数が多く賑わっているのかというと、途中で人気ショッピングモールの「ららぽーと愛知東郷」の近く(和合西口バス停)を経由するからなんですよね。私も以前、ららぽーと愛知東郷へ遊びに行った際、この名鉄バスを重宝した思い出があります。
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今回も、聞き覚えのある路線名のアナウンスを聞きながら、スムーズに名鉄バスへ乗車しました。
バスに揺られることしばらく、車窓からは見慣れた景色が広がります。やはり多くのお客さんが「ららぽーと愛知東郷」の最寄りバス停で下車していきました。そこを過ぎると、それまで混雑していたバス車内はガラガラに。一気に静かで快適な空間となり、ゆったりと車窓の風景を眺めながら移動を楽しむことができました。
赤池駅からバスに揺られること約30分。最初の目的地である「三好公園」の近くに到着しました。
まさかの全面閉鎖 三好公園で遭遇した意外なハプニング
今回の旅の第一の目的は、みよし市を代表するスポットである「三好公園」を訪れることでした。 公園の中央には広大な「三好池」があり、その池の周辺をぐるりと一周しながら、心地よい秋風を感じて散策を楽しもうと計画していたのです。
ワクワクしながら公園の敷地へ足を踏み入れようとした、その時でした。 ふと目に飛び込んできたのは、大きな案内看板です。そこには「アジア競技大会 カヌー競技開催に伴う準備・利用制限」といった旨の注意書きが書かれていました。
「ん……? 駐車場が使えないのかな?」と一瞬嫌な予感が走りました。嫌な予感を抱えつつ、そのまま三好池の方向へと向かって歩を進めてみたのですが……。
なんと、嫌な予感は見事に的中してしまいました。公園内は完全封鎖されていたのです。
三好池がアジア競技大会のカヌー競技会場として使用されるため、大会に向けた準備や工事、規制により、公園内のほとんどのエリアが立ち入り禁止となっていました。池の美しい水面を少し覗き見ることすらできません。
以前、碧南市の碧南緑地に訪れた際にも、工事などで公園の一部が閉鎖されていて悔しい思いをしたことがありましたが、まさかこれほど周辺の広範囲にわたってアジア大会の関連施設として利用され、立ち入れなくなっているとは夢にも思っていませんでした。
目的の三好池散策は、ここで泣く泣く断念せざるを得ない状況に。出だしから大きなハプニングに見舞われてしまいました。
イオン三好ショッピングセンターで一人作戦会議&コミュニティバス体験
三好公園に入れなくなってしまい、完全にノープランとなってしまった私。しかし、ここで立ち止まっているわけにはいきません。とりあえず仕切り直すため、すぐ近くにある「イオン三好ショッピングセンター」へ向かうことにしました。
到着したイオン三好ショッピングセンターで、まずはカフェに入り一人作戦会議を開催です。
こちらのイオンは、大型ショッピングモールに比べると決して広い店舗ではありません。ですが、生活に必要な最低限のお店や人気のショップがキュッとコンパクトにそろっており、地域の方々を中心に大変多くのお客さんで活気にあふれていました。こういう地域密着型のショッピングセンターも、独特の温かみがあって良いものですね。
次の目的地を探そうと外へ出てみると、イオンに隣接するように便利なバス停が設置されているのを発見しました。
ここには先ほど乗ってきた名鉄バスだけでなく、「さんさんバス」というみよし市のローカルコミュニティバスも発着しているようです。気になって時刻表をチェックしてみると、なんとみよし市の中心部や主要施設を巡るルートが設定されているではありませんか。
「これは利用しない手はない」ということで、急遽この「さんさんバス」に乗り込み、みよし市の中心部へ向かってみることにしました。路線バスの気まぐれな旅も、ローカルならではの発見があって楽しいものです。
カネヨシプレイスの奥に潜む「伝承の里 ふるさと会館」へ
さんさんバスに揺られることしばらく。「カネヨシプレイス(みよし市勤労文化会館)」という名前のバス停に到着し、ここで下車することにしました。
周辺の地図を確認してみると、敷地内に「伝承の里 ふるさと会館」というスポットがあるのを発見。事前にスマートフォンで確認したGoogleマップ上では「博物館」と表記されていたため、「みよし市の歴史や文化に関する展示品でも見学できるのかな?」と興味を持ち、足を運んでみることにしました。
緑豊かなアプローチを抜けて目的地へ向かうと、そこにあったのは現代的な文化会館の建物とは一線を画す、古き良き日本の風情が漂う和の建物でした。
一歩中へ足を踏み入れようとすると、静けさの中に漂うほのかな畳の香り。そしてなんと、目の前には立派な茶室が広がっていたのです。
詳しく調べてみると、この「ふるさと会館」とは、カネヨシプレイス内に併設されたお茶室施設の全体を指す名称なのだそう。そして驚いたことに、建物の「立礼席(りゅうれいせき)」と呼ばれる椅子席では、一服450円という大変お手頃な価格で、和菓子付きの呈茶サービスを行っているとのことでした。
三好公園でのハプニングで少し歩き疲れていたこともあり、私も迷わずお抹茶をいただくことにしました。
庭園「鶴駕苑」を眺めながら贅沢なお抹茶タイム
案内されたお席に座ると、目の前のガラス越しに素晴らしい景色が広がりました。美しく整えられた日本庭園「鶴駕苑(かくがえん)」です。
運ばれてきた上品な和菓子を一口いただき、その後に点てたてのお抹茶を一口。口の中に広がるほろ苦さと和菓子の優しい甘さが絶妙にマッチし、旅の疲労がすーっと吹き飛んでいくような感覚を覚えました。
何気なく立ち寄った場所で、まさかこれほど上質な日本文化体験ができるとは思いも寄りませんでした。三好公園の閉鎖というハプニングから始まった旅でしたが、まさに「怪我の功名」とも言える、思いがけない最高のハプニングとなりました。
お抹茶と和菓子を美味しくいただいた後は、館内の展示エリアも見学。みよし市の伝統やお茶室の成り立ちについて触れることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。
信州との繋がりを感じる池泉回遊式日本庭園「鶴駕苑」を散策
お茶室内での素晴らしい時間を終えた後は、先ほど茶室の窓越しに眺めていた日本庭園「鶴駕苑」を、実際に自分の足でぐるりと散策してみることにしました。
この鶴駕苑は、約907坪(約3,000平方メートル)もの広大な敷地を誇る「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)日本庭園」です。
一歩足を踏み入れると、青々とした見事な芝生と、美しい水面をたたえる池が広がっており、非常に開放感のある絶景に包まれます。池の岸辺の緩やかなカーブと、計算し尽くされて配置された石組が織りなす情景は、まさに日本の伝統美そのもの。歩く角度によって異なる表情を見せてくれるため、何枚も写真を撮りたくなってしまいます。
さらに、庭園を散策している中で興味深い事実を知りました。 この鶴駕苑の造園にあたっては、かつてみよし市と友好提携を結んでいた旧三岳村(現在の長野県木曽町)にちなみ、なんと御嶽山(おんたけさん)の岩石が惜しみなく用いられているそうなのです。
愛知県内の穏やかな庭園を歩きながら、遠く離れた信州の雄大な山々との歴史や友情の繋がりにも思いを巡らせることができる……そう思うと、庭園の石組一つひとつがより一層味わい深く、ロマンあふれるものに感じられました。
静寂に包まれた庭園内で心地よい風を感じながら、至福の散策時間を満喫することができました。
前編のまとめと次回予告
最初は三好公園の完全封鎖という不運なハプニングからスタートした今回の散策旅。一時はどうなることかと思いましたが、イオンでの作戦会議、コミュニティバス「さんさんバス」での移動、そして「伝承の里 ふるさと会館」での素晴らしい呈茶と「鶴駕苑」の散策と、結果的にはみよし市の隠れた魅力を深く知ることができた素晴らしい前編となりました。
電車とバスを乗り継ぐのんびり旅だからこそ巡り会えた、予期せぬ出会いと癒やしのひとときに大満足です。
しかし、みよし市の魅力はまだまだこれだけではありません。
どのような場所を訪れ、どんな発見があったのか……それについては、ぜひ後編のブログを楽しみにお待ちください。
地図:伝承の里ふるさと会館
データ
所在地:〒470-0224 愛知県みよし市三好町大慈山
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